6.3.9…「病識」⑤
「機能不全」という心の奥で感じている「健全な家族とは?」。
家族とは、夫婦とその間に、赤子として生まれ育まれ育っていく子供との生活の中で、良くも悪くも作られて行きます。
その親の心が、初めは、「無」の状態で生まれた子供たちの成長に影響を与えます。
(※仏法では、そこに生まれてくる「因縁因果」を説いていますが。此処では略します)
その親の子に対する思考が、成長に大きく関わると加藤諦三さんは書いています。
親の思いに添う様に育てられる時、成長の中で子供自身の思いと違う時、
※子供が無心に母親のおっぱいを求める時期を経て、本来、親の思いと同じ筈はない。
その子供の生じた思いが、叶えられないと感じている子供が希求する想い…幻想か妄想か?
悩み苦しみとなります。
その思いは、成人して結婚した夫婦にも、同じ様な図式が生まれることがあります。
「親が絶対」である様に、「家族の中の者が絶対的な思考を持つ場合」など、、、。
その様な感覚を、私自身も感じていた想いでもありましたので、加藤諦三の本を読んで、凄く揺さぶられました❣️
それらの本を、再び斜め読みですが、読んでみました。
「健全な家族」という言葉は、その中にはみれませんでしたが、、
「見捨てられた」という子供の頃に感じた心の底(※深い所で感じ取るもの…仏様の言葉では、「いのち」と教えて頂きました)の感情です。
成育して行く過程でも、親に捨てられたくないと感じるのでしょうね。
「良い子でいれば」、捨てられないで済む。
自分を自分として自律・自立出来る自分に「変える」ことに、不安になる。
今のままでソコソコ、取り敢えずこれでいいと、「アキラメ」てしまう。
常に、まぁ、こんなもんだと自分で納得させてしまう。
その繰り返しでしょうか。
→結局それが、無限(無間…間がない)に続く。
※その様な感覚の虐待とも言える心の「世代間伝達」すると言われています。(家庭文化)
愛されなかった過去の親への憎しみには、四つの要素があるそうです。
①子供時代に愛された経験がない
②経済不安・夫婦不和・育児負担などの生活によるストレス累積
③心理的・社会的孤立
④望まぬ妊娠や育てたくない子、親にとって意に沿わない子、
親から認められない子供は、
→→自分の価値が分からない。
【出典…アルコール依存症・産業医科大精神医学教室編集、産業医のための精神科医との連携ハンドブック(昭和堂)】
コントロール不能、イネイブリング(アルコール依存症者が飲み続けることを可能にする周囲の人の行為)・イネーブラーの存在。
底つき体験…社会的、経済的、身体的に底をついたという感覚になった時→→→本当にお酒をやめたいという気持ちになれるのです。
私もイネーブラーでした。共依存しているので同様です。(続く)