5.9.5…幻冬舎 「闘病記」コンテスト応募作品から 

 作品名「いのち 私と病」

(16)


「腰痛」の発症

乳がん発症の二〜三年前から掃除機をかける前傾姿勢が辛いことが続いていました。

乳がん治療から数年後から、坐骨神経痛の痺れが出てきました。


膝の先生が痛いと思うから痛むんですよと、、、

でも、そう言ったって、辛いよ、痺れて歩けない、痛いよーという腰痛の新たな症状が出てきたのです……

 

その頃、自宅から結構歩かなければならない泌尿器科へ、定期的に受診していました。

その主治医に、腰痛と痺れでここまで来るのに、普通なら十分位の所なのに三十分以上掛かるので、整形外科へ受診したい。この近くにご存知のよいお医者さんはおりませんか?

と聞いたところ、教えてくださいました。


教えて貰ったそのクリニックの先生は、昭和大の整形外科の教授で定年退職され、以前最初に腰痛で受診した整形外科の後を、引き継いで開業されたとのこと。

膝の先生とも、繋がります。

受診したところ、昭和大時代は教授と助教授で、互いによく知る間柄とのことで、安心でした。ここでも、ラッキーでした。

 

腰痛は前の先生と同じ対症療法しかないこと。

リハビリで気持ちよくなればそれで良いのですよ、暫く通院してみましょうと。

仕事から離れていましたので、そこで通院を始めました。

しかし、痺れが酷くて辛いので、「痺れを楽にして欲しい」と訴えました。

「リリカ」という薬を処方して下さいました。三日ほど服用したところ、自分が自分でないような、全くやる気が起きない。身体がふわふわし朦朧として起きられない。変な症状が出てきました。

その時に、その薬を服用していたとても仲良しのお友だちから、聞いていたことを思い出しました。

その友だちも強い痛みを取るために、処方され長いこと服用していたのです。

「リリカ」を飲むとその様な症状がでる副作用があり、怖いことを聞いて知っていました。

その症状に似ていたので、飲むのを止めました。


クリニックの休みがありましたので、休み明けに受診してそのことを話しました。

確かに人によって副作用もある薬ですから、止めてよかったですと。

服用を止めた頃から、痺れがなくなっていました。

先生に話すと、「あなたには、その薬が痺れを取るのに役立った。良かった」と。


その後、幸いなことに、今日まで痺れなどの坐骨神経痛は出ていません。

私には効いたのです‼️ 

ほんとにここでも感謝でした。