5.5.6…「親と子の絆」①
実は、「5月6日」は、私にとって、とても思い出の深い日なのです。
私は母を11歳で亡くしました。子供の頃から呑んべいの父と過ごして成長しました。
親の温かさ温もりがチョッとばかり少なくて、何処か自信がなかったのでした。
結婚出来ないと思い込んでいましたが、奇しくも縁を得て結婚しました。
しかし、母親を知らないで育ったので、自信がなかったのです。
それから25年間の結婚してからの物語は、拙書「六根清浄ー親と子の絆ー」で書いています。
親として子供を育てること、果たしたいと頑張りました。
しかし、どうにもならない状態に至り、上の子は成人して就職、下の子が遠くの大学へ入る時、夫を捨て、家を出ました。
それから、心の支えであった(母の成仏という体験)日蓮正宗に辿り着きました。
それから、少しずつ心の回復を得ることが出来るようになりました。
そして、平成26年に、信徒組織の法華講で「少年たちを育てる」お役目を頂きました。
親としての自信がなかった私が何で「こども達のお世話とは〜とお断りしました。
それを乗り越えるためにもチャレンジして行きましょうと、私を子供の時から知っていてくださる御住職様に促され…….させていただくことになりました。
会合で「あいさつ」することになったその日なのです‼️
そのあいさつの中から、掻い摘んで書いてみたいと思います。
【 こどもの日とは、こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、親に感謝する日」と昭和二十二年に、国民の祝日となりました。
元気で健やかに幸福になるようにと国で決めた祝日です。
それとは反対の、こどもが巻き込まれる悲しい事故や事件が多いです。悲しいです!
育ててくれた「親に感謝する日」でもあるのですね。
今日は連休最後の締めくくりの日、親子ともども、よい一日にしましょう!
私たちは、世界の平和や自分たちの幸福を願い、毎日、御本尊様を拝んでいます。
日蓮大聖人様は「親の恩・先生や社会の恩・仏様の恩などその感謝」が、大事だと教えてくださっています。
こどもの日の意義も「親への感謝」です。感謝は、「恩」を感じた時に生まれますね!
そのことについて、少しお話したいと思います。
私は、十一歳の時に、長い間病気で寝ていた母を亡くしました。皆さんと同じくらいの時です。その時のお話です。
母は、亡くなる前に、「御本尊様の方に体を向けてください」と言いました。父と私と三人でお題目を唱えました。
声が聞こえなくなりました。
振り返ると、穏やかな寝顔でした。日蓮大聖人様が教えられているとおり、目と口は僅かに開けて、頬はほんのりと桜色、お風呂から出て昼寝をしているような優しく綺麗な顔でした。
教えのとおりの成仏の姿でした。
私は、日蓮大聖人様が教えてくださったとおりだと思いました。
お葬式の時に、「体は柔らかなままだよ」と教えてくださったのが、現在の菩提寺の御住職でした。感謝しております!
私は、母を知らないで育ちましたが、信心の素晴らしさを教えてくれた「母」に感謝しています。それが私の信心の最初の体験です。
小学生は、大人になるために大事な基本を学び、勉強する時ですから、朝起きたら、猊下様も仰せのとおり、しっかりおうちの皆さんと「正しい姿勢で勤行唱題」します。
そして、学校でもしっかり勉強しましょう。どんな時にもお題目を唱えて、乗り越えて行きましょうね!
それを正しく説かれ、教えてくださったのが日蓮大聖人様です。
あなたたちが生きていく「命」を生み出してくれたお父さんお母さんです。感謝しましう! 】
今、その時の想いを思い出し、今、齢(よわい)八十になり何とする迄生かせて頂いていることに、両親に生んでもらったことに感謝して、ありがとうございます🤲




