4.12.25…「五七の調(しらべ)」


日本の伝統詩歌および韻文の韻律の名称で、七五調とも五七調とも言われ基本をなすものがあります。


一般的に日本古典韻文は5拍の句と7拍の句を基本にしていて、その組合せのなかで、「五七/……」の続き方をするものを、とくに五七調とよぶらしい。


和歌・韻文・詩などで、5音句・7音句の順に繰り返す形式。また、それによって生じる韻律の主たる一形式。

7音節と続く5音節とが1単位となったものを、俳句と短歌と川柳があるらしい。


もう少し、ググってみると、

短歌の数え方の単位は「首」です。

和歌は日本独自の詩歌です。

しかし、もともとは、中国から伝わってきた漢詩が変化したもので、漢詩では、数える単位に「首」が採用されていて、漢詩には五言や七言という形式があり、はじめの句を頭部として捉えることにより、一首二首と数えるようになったとのこと。

また、「首」は長いものを数える助数詞です。和歌は細長い短冊などに書いていたことから、一首二首と数えられるようになったとも言われているのだとも書かれています。


短歌を作る際のルールは、57577調の5句、全31文字によって、日常の出来事や作者の思いなどを表現するだけです。

作ることを「詠む」という様です。

短歌は詩であると同時に歌でもあるので、どちらかと言えば「作る」よりも「詠む(よむ)」「詠う(うたう)」と表現したほうが、その本質に合っている様だと言われています。


そもそも短歌の始まりは、万葉集などの時代においては、短歌(和歌)は文字に書いて見せるものではなく、声に出して詠み、詠うことで相手に伝えていたのだそうです。
そういう歴史的事実から言って「詠む(よむ)」と言いたいものとのこと。頷けるところです。


俳句は、連歌(れんが)・俳諧(はいかい)から生まれました。

575調には、俳句があり、季語を必ず入れます。

川柳も575調でありますが、季語を入れる必要はありません。

社会風刺であったり、日常の出来事をこっけいに表現したりすることが特色です。


また、標語やスローガンなども五七の韻律が、よく使われていて、馴染みのある調子です。

楽しんでみたいものです!