4.5.21…「今朝のひと時に」
今朝のテレビで報じられているのを見て、東日本大震災の後の11年前のことを思いだしました。
始めて経験する大地震と原発事故による放射能汚染に、外国人技能実習生達は怯えていました。
当時、そのメンタルケアで、臨時のアドバイザーとして出張した時に、農家の経営者から聞いた話を思いだしたのです。
その頃は、訪問先の農家の経営者は、日本の農家の子供や若者達からは、お天気にも影響される朝早くからの長時間労働であり、キツイ・汚い・重労働であるといって敬遠されていると語っていました。
そのため、労働の担い手として外国人技能実習生に頼っているという話を聞いたのでした。
その様な中での大震災でした。
今も、労働の担い手として外国人実習生が大きな戦力となっている現実を、時折報じられています。
今朝のテレビの中で、あるバンド仲間の大学生たちが、卒業したら農業をやる。農業法人に就職すると言う報道を聞きました。
近頃は、農業のイメージも大分変わってきていることもあるのかも知れないが、頼もしいし、少しは夢があるのかなぁと思えたのでした。
日本は昔から、海に囲まれた小さな島国の農業圏、そこで育った国土風土、そこから生まれた文化の中で育った日本人です。
大陸の中で培われた文化や考え方との違いも言われている様です。
稲作など一年掛けて育て収穫する。動物を狩猟した生活・文化圏との違いなのかも知れない。おおらかさと辛抱強さ、自然に感謝する民族性なのかも……。
農業に夢を託して生きようとする若者達に、エールを送りたいと思ったのでした。
その様に、たった10年位ですが、社会の中で時代の変遷もあり、様変わりしてきているのだなぁと知ったのでした。
その時に、変わらない絶対的なものは?
相対的でなく絶対的なもの。
普遍妥当性のある真理…
それは私たち市井の凡夫の頭では考えられない。
見えない存在だから……。
見えない存在…例えば空気。
しかし、今は大気汚染されたものはデータとして知ることは出来る世の中になったが……。
人の心…これも見えないが、心遣いに表れてくるとのコマーシャルのキャッチコピーで知られています。
その心遣いとなる基本的なもの。
それは大きく言えば、心模様を周りの縁との間で生じる「十界であり、一念三千の原理」。
一人ひとりの人の心の実態。それを解き表された「南無妙法蓮華経」という「法」。
それは、信ずると言うことでしか知ることは出来ない。
何事も、この世の中を生きる元は「信ずる」ということから始まっているのではと想う。
赤ちゃんがお乳を飲む様に……。
横道にそれてしまいましたが、そんなことに気づき、想いを馳せた朝のひと時でした。