4.4.14…最期臨終を見据えて思う」…世代を超えて(37)  

8.4.17投稿


(15) 他の宗教を捨てる理由について


 法華経方便品第二の中で、

「正直に方便をすてて、但、無上道を説く」


 法華経譬喩品第三の中で、

「余経の一偈も受けざれ」

真実の一法以外は全て方便の教えであり、これを権教といいます。権とは「かり」の意で、実教に対する言葉です。


 開目抄……「了義経に依って、不了義経に依らざれと定めて、経の中にも了義・不了義を糾明して信受すべし」

不了義経とは不完全な教えをいい、日蓮正宗以外の全ての宗教です。


 頼基陳状……「悪法世に弘まりて、人悪道に堕ち、国土滅すべし」 


 法華経譬喩品第三の中で、

「但、虚妄を離るるを名づけて解脱と為す」

真実の幸福は、虚妄(いつわり)の教えを捨てて、正法に帰依(信仰する)することにより得られるものであって、その信仰は最も勝れた宗教を選び、誠実な清らかな信心を貫くことが大切になります。


釈尊は、最後の八カ年法華経を説き、「四十余年未顕真実」であることを明かされ、それ以前の経々は、全て権教(仮かりの教え)であるから、用いてはならないと説き示されました。


そして、四十余年の経を法華経の真実の教えに、混じえてしまってはならないと説かれているのです。

それは、良薬に毒を入れすべてを毒薬にしてしまうようなものだからです。


 曽谷殿御返事……「何に法華経を信じ給ふとも謗法あらば必ず地獄にをつべし。うるし千ばいに蟹の足一つ入れたらんが如し」


 上野殿御返事……「此の南無妙法蓮華経に余事をまじへば、ゆゆしきひが事なり」


 立正安国論……「世、皆正に背き悉く悪に帰す。故に善神は国を捨てて相去り、聖人は所を辞して還りたまわず。是れを以て魔来り鬼来り災起こり難起る」

白法隠没の末法は、正法を信ずる者が少なく、正法に背く者が多いため、諸天善神は法味に餓えて社(やしろ)を捨て去り、悪鬼・魔神が棲みついて災難が起るのであると御指摘なさっております。(続く)