今日もご訪問ありがとうございます。
会社帰りに、主人と待ち合わせしてアーケルブリッゲのカフェに行った。
こんな寄り道をするなんて、結婚してからは滅多になかったのだが、
子供も手が離れて、二人で過ごす時間が最近多くなってきた。
6時に用事があったので、それまでの時間潰しに、オスロのカフェチェーン店であるKaffebrennerietへ。
オスロは、実はカフェの激戦区だそうで、有名なバリスタがいるカフェがいくつもある。
私は、家でも会社でも毎日何杯も飲むほどのコーヒーフリーク、いや中毒といった方がむしろぴったりくる。
でも、別に味にこだわりがある訳でもなく、ただ、一息つくのに、紅茶やお茶ではなく、コーヒーに手が伸びるという感じ。
朝は、簡単にインスタントコーヒーでも構わない。
さて、店に入り注文をする。
店員さんは、私たちを見て、少し躊躇しながら、片言の日本語で話しかけてくれた。
その後、流ちょうな英語でオーダーをとってくれた。
他のお客さんにはノルウェー語を話していたが、彼は絶対にイギリス人だと思う。
昔一緒に働いていたイギリス人の同僚が話すノルウェー語とそのなまり具合がとても似ていた。
今日は、普通のアメリカンコーヒーをオーダーした。
それが、何故かとっても美味しくて。
不思議なことに、こんなにコーヒーが美味しいと思ったのは、久しぶりである。
やはり、バリスタがいれてくれたコーヒーは一味違うのだろうか。
最近は、家ではいつも豆を挽いて主人がコーヒーを淹れてくれる。
勿論、そのコーヒーも美味しいのだけど、何かが違う。
彼も、その違いに頷いていた。
席について話をしていると、その店員さんと目が合ったのでにこっと会釈をした。
しばらくして、小さなチョコのはいった容器をそっとテーブルに置いてくれた。
そんな粋な計らいをしてもらえることなんて、ノルウェーではめったに経験したことがなかったので、それがとても嬉しかった。
平日だし、それほど混んでもいないので、気を利かせてくれたのだろうか?
店をでるときも、片言の日本語で「サヨナラ」と言ってくれた。
ほんの30分ほどの滞在であったが、美味しいコーヒーと気の利いたサービスに少しの幸せを感じた。
こういう日常の一コマって大切にしたいですね。