今日もご訪問ありがとうございます。
前回の記事(上を向いて歩くのだ)に、数人の方から励ましのお言葉をいただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。
自分の気持ちを文字に起こすことで、心の整理ができた気がします。
ブログには、できるだけ前向きな事を書きたいと思っていて、ようやく気持ちを切り替えることができたので、その思いを綴りました。
さてさて、話はかわり、週末ちょっとはまってしまったノルウェーの番組がある。
「Luksusfellen」訳すと「贅沢な罠」。
このリアリティ番組をご存じでしょうか?
2008年から、TV3という局で放映されているそうだ。
もともとは、英語の「Luxury Trap」という題名の番組があったそうで、そのノルウェーバージョン。
同じ北欧のスウェーデン、デンマークにも同様な番組がある。
金銭的な問題を抱える人に対して、専門家がアドバイスをするという番組。
ノルウェー人のお金の使い方や生活の様子を垣間見れて面白い。💰💰
ノルウェーって物価が高いにもかかわらず、あまりお金に執着しないというか、外食したり、最新のものを買ったり、家をしょっちゅう改装したりという人が多くて、この人たちの金銭感覚ってどうなってるんだろうと思うこともしばしば。💵💵
石油のおかげで、一気に金持ち国家となったノルウェー。
勿論、堅実な人もいるだろうが、概して、無頓着な人が多いなと感じることが多い。
が、その裏でお金の管理ができずに困っている人がいる。
「靴を何足も持っている女の子」
「コーラやチョコに何万クローネも使う肥満の女性」
「友達にいつも奢ってあげる気前のいい男性」
「豊胸手術に大金をかけて、満足気な若い女性」
などなど、様々な人々が登場する。
専門家としては、エコノミスト(日本でいうところのファイナンシャルプランナー的な知識を持つ人)に加えて、心理学者も登場し、
金銭的困窮者である出演者を容赦なく一刀両断していく。
大きな掲示板に、費用を項目ごとに分け、毎月使っている金額に相当するお札を貼りだすことで、出演者に具体的な数値を見せて、どれだけ借金があるかを把握させる。
↑ネットよりお借りしました。
ここでInkassoという言葉がでてくる。
Faktura(請求書)の支払いを忘れたり、再度請求がある場合に、よく見る言葉である。
翻訳すると、「債権回収」。
支払いを怠ると、延滞料として、高い金利が上乗せされる。
放置しておくと、雪だるま式に金利が上乗せされるのだ。
Fårbrukslån(消費者金融)という言葉も登場する。
具合的な負債金額を提示されて、泣き出す人、卒倒する人などなど。
このままでは、自己破産するということで、専門家達に今後のお金の使い方の対策を任せ、それを提案してもらうという内容。
娘にこの番組の事を話したら、「知ってる、この番組って昔からすごく有名だよ!」とのこと。
「私に必要な番組だね。」とも。
よしよし、よくわかっているじゃないですか。
キャッシュレスの社会は便利ではあるものの、大きな落とし穴が潜んでいるということをわかりやすく視聴者に見せしめる番組である。
より豊かな生活を送るには、金融リテラシーは必須である。
リンク:http://www.tv3.no/luksusfellen