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今日もご訪問ありがとうございます。

 

随分、随分、ご無沙汰しておりました。

 

仕事のことで、この1年スランプ気味でしたが、ようやく昨日から心機一転新しい部署に配置換えとなりました。

 

日本関係の仕事が激減して、役立たずの日々が続いていました。

 

今の部署では宙ぶらりんの状態で、辛かったです。

 

上司には、私にできる仕事を振ってもらうように頼んでいたんだけど、それもなかなか進まず、置き去りの状態、まさに「窓際族」でした。

 

上司もまわりもそれはわかっていながら、見て見ぬふりする感じ。

 

ミーティングにも呼んでもらえないこともしばしば。

 

年のせいか、考えると涙でてくるし。

 

勿論、そんな状態は私だけではなく、他にも同じような人はいたようです。

 

でも、私よりも若いノルウェー人、それも仕事ができる人はとっとと新しい職を見つけて転職していく。

 

私も、数か所履歴書を送ってみたものの、インタビューにさえも呼んでもらえない。

 

きっと無理だろうと思いながら、本気で探していたわけでもなく、宝くじを買うような感覚で送っていた。

 

そういったのが数回重なり、やはりこの会社にしがみつくしかないのかなと落ち込む日々。

 

「暇なら暇で、いいじゃん!」と開き直ってみても、「それじゃだめでしょ。」という自分がいて。

 

自分には仕事が回ってこないし、他の人から仕事を奪い取るような能力もなく。

 

外国人として働く辛さを実感してきた数か月。

 

自分の語学力のなさ、能力のなさに不甲斐なさを感じつつ、何もできない。

 

ある日、たまたま社長と食堂で二人っきりになることがあり、彼女が何気なく私の近況を聞いてくれた。

 

そこで、あろうことか社長の前で泣き出してしまった私。

 

いい年こいて、情けない。

 

「日本関連の仕事が激減して、ほとんどやることがない。今の部署では、全く役に立てていない。それがつらい。」と今の気持ちを吐露した。

 

社長は、実は12年前に私を雇ってくれた人。

 

私が入社して、翌年に妊娠し、それからしばらくして転職をした。

 

その後、5年前に前社長が定年退職となり、今度は新社長として、わが社に舞い戻ってきた。

 

「そりゃそうよね。わかるわ。あなたのことはずっと知ってるんだから、心配しないで。何とかするから。」

 

それからの動きが早かった。

 

すぐに、別の部署のヘッドからアプローチがあり、そちらに移る気はないかと聞かれた。

 

正直、新しい部署への異動は、「降格」という感は否めないが、今の場所にいても、居場所がないので、この話を受けることにした。

 

新しい部署では、事務処理が主なので、黙々とデスクで数字や書類とにらめっこという感じになる。

 

その方が私の性分にあっているのかもしれない。

 

「あなたがこちらの仕事をやりたいと思い、やる気があるのなら来てほしい。嫌ならいいのよ。」という感じである。

 

どうも日本人の私としては、なかなかその感覚がわかりにくい。

 

今の部署のヘッドからは、私に与える新しい仕事はないと言われた。

 

勿論、言葉の関係で、ノルウェー人であれば仕事はあるが、私にはないという意味である。

 


 

坂本九さんの「上を向いて歩こう。」が、ノルウェーのTelenorという電話会社のCMソングとして使われている。

 

外国ではなぜか、この歌は「スキヤキ」と題されている。

 

この曲が最近の私を、元気づけてくれる。

 

「上を向いて歩こう
涙がこぼれないように
思い出す 春の日
一人ぽっちの夜

 

上を向いて歩こう
にじんだ星をかぞえて
思い出す 夏の日
一人ぽっちの夜

 

幸せは 雲の上に
幸せは 空の上に
上を向いて歩こう
涙がこぼれないように
泣きながら 歩く
一人ぽっちの夜

思い出す 秋の日
一人ぽっちの夜…」