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ロンドンはさすがに大都会、そして連日の陽気。
人混みと暑さで少々疲れ気味。
今日は、朝早く起きて、大英博物館の開館時間に間に合うように出発する。
オスロのゆったりした生活が既に懐かしくなってきた。
大英博物館は、長女のお気に入り。
早速、一人でさっさと消えてしまった。
目玉は、「ロゼッタストーン」。
確か、「ツタンカーメン」があったんじゃないかと思ったが、もう十数年前に、エジプトの考古学博物館に返還されたそうですね。
知らなかった。
とにかく広いし、混んでいる。
これは、やはり下調べをして興味のある分野から回った方が、効率がいいかもしれない。
私は中国と韓国のコーナーとエジプトのコーナーが興味深かったかな。
陶器類や、中国では、金や宝石よりも珍重されている翡翠の展示など。
日本が中国の影響をもろに受けているというのがよくわかる。
中国人観光客の多さにも驚き。
残念ながら、日本のコーナーは現在改装中ということで、見ることができず。
主人は時計のコーナーがお気に入り。様々なタイプの時計がずらりと展示されていた。
次女は、ヨーロッパと、ヴァイキングのコーナーがお気に入りだったようだが、大方は、ベンチに座って、携帯を眺めていた。
興味がないのだ。
疲れて、ベンチで休憩していると、若いインド系の男の子が親しげに話しかけてきた。
「君が、好きなコーナーはどこ?僕が見たい部屋はこの隣なんだけど、あいにく改装中なんだよね。」
「私も日本のコーナーを見たかったけど、同じように改装中。」
「知ってる、つい最近まで中国のコーナーが改装中だったよ。でも、改装後に見たけど、ほとんど変わっていないんだよね。
改装に数か月も費やすのに、何を変えたっていうんだろう。」
「イギリスって国はこうなんだ。工事にすごく時間がかかる。そんな話聞いたことある?日本はそんなことないだろうね。」
と、実に人懐っこい。
家族で旅行しているため、あまり他の人と話すことのない旅行だったので、少し新鮮だった。
残念ながら、写真はこれだけ。
大英博物館、素晴らしい場所だが、興味がないとかなり疲れる。
その後、娘たちは昨日買った洋服のサイズが合わないから、返品してくるというので、二組に分かれる。
主人と私は、別の博物館、帝国軍事博物館に行くことに。
ベルリンの壁
銃弾を浴びたプレスの車
正直、こちらの方が私は興味深かった。
時間があまりなかったので、地下1階にある「第一次世界大戦時の展示」しか見ることができなかったが、中身が濃くて、十分楽しめた。
非常食として、「ビスケット(乾パン)」がとても大切であったということが印象深い。
また、当時の戦意高揚の様子もよくわかり、戦争に参加しない、あるいは反対する人への風当たりがすごくきつかったというのもわかった。
どこの国も同じ、日本だけじゃないんですね。
戦時下の様子を知る度に、いつも思うのが、人は死に、物資はなくなり、全く生産的ではない戦争に、
人はどうして駆り立てられるのかということ。
国土を守るということの意味。
現在開催中のワールドカップは、「サッカー戦争、代理戦争」なんて言われるが、応援席の人々の真剣な眼差し。
そして、やはり闘志に燃えるのは、主に男性。
戦うというのは、男性が持つ本能なのだろう。
自分が女性だからかなのか。
私が戦争で考えさせられるのは、極限状態で生きる人々の姿。
正義を信じて戦う兵士、それを支える民衆、犠牲になる女性や子供達。
逆らうことのできない時代に翻弄される人々。
歴史があって、今がある。
そして、その歴史は繰り返される。
殺戮を経て、平和が訪れる。
そんなことを考えさせられる。
そして、今の平和な世の中に生きることができてありがたいと思う。
勿論、世界のどこかで、無駄な戦争の犠牲になって、今も生死と隣り合わせで生きる人々がいる。
さて、その後は、娘たちと「グリニッジ」の駅で待ち合わせる。
途中、またもやイギリスならではの、「フィッシュアンドチップス」をつまみ食い。
この近辺で、有名なレストランを主人が事前に調べておいてくれた。
(写真はないが)、特大チップス(ポテトフライ)に驚く。
「ビッグサイズを4名分」と頼むと、
店員さんが、「4名ならビッグサイズ1個で十分だから。」とどれくらい多いか見せてくれた。
確かにそのとおり。マクドナルドのLサイズ3つ分ほどの大きさである。(写真を撮り忘れた
)
これで、とりあえず、
イングリッシュブレックファースト、
サンデーロースト、
アフタヌーンティー、
フィッシュアンドチップスと、
イギリスで試したかった食べ物は、いちおう制覇できた。
やがて、グリニッジ天文台に到着。
グリニッジ子午線がきちんと引いてある。
向こうに見える高層ビル群は、カナリーワーフかな?
その後は、電車で町の中心に戻る。
地下鉄に乗り換え、ビッグベンのあるウェストミンスター寺院で下車。
あいにく、こちらも工事中。
残念である。
徒歩で、セントジェームスパークへ。
かなり、疲れてきた。
沢山のリスに遭遇し、少し安らぐ。
人に慣れていてとても可愛い。
その後、バッキンガム宮殿へ。旗が立っているから女王様がいらっしゃるのだろうか?
今日も、しっかりおのぼりさんの一日であった。













