今日もご訪問ありがとうございます。
レンタカーの旅も今日で終わり。
オックスフォードを後に、途中のTescoで買い出しをして、これから4泊するアパートへ。
アパートは、ハールズデンという地区にある。
家主はいくつか物件を持っているらしく、鍵もコードを押すだけで、顔をあわせる必要がなく、かなりプロフェッショナルである。
だが、町の雰囲気が、なんだか怪しい。
道を行き交う人々の黒人比率が非常に高く、車窓から見える街並みも、薄汚れた店や家が多く、イギリスというよりはもう少しエスニックな雰囲気である。
オスロのグロンランドがもっと広い範囲である感じだ。
懐かしの中東の匂いがする。
あるいは、アフリカっぽい?
できるだけ安くて、綺麗で駅が近い所を選んだつもりだが、ロケーションはいまいちだったのかも?
ロンドンという町をよく知らないので、あとで調べたら、やはり、この地区のあるロンドン北西部は、あまり治安がいい地域ではないらしい。
その南に位置するアクトンという地域は、日本人駐在員が多く住んでいるようで治安もよさそうだ。
さて、それはさておき、それほど迷うことなくアパートに辿り着く。
先にはいった娘たちから、
「床が汚~い、掃除されていない。」
との第一声である。
うっ、嫌な予感。
部屋自体は、リノベーションした後という感じで、まだペンキの臭いが残り新しいが、掃除が行き届いていない。
掃除用具も、小さな塵取りとバケツとモップのみ。
洗剤もない。
アパートは1階にあり、ベッドルームから外にでることができ、小さな中庭には、ガーデンチェアーとテーブルもおいてある。
どうやら、そこからはいって、靴であがったまま、掃除をしなかったらしい。
簡単に床を小さな塵取りではき、モップで床を拭く。
タオルも、ワードローブの中に、無造作に山積みにされているため、きちんと洗ったかどうかも怪しい。
家主に電話をするが、なかなか繋がらない。
気を取り直して、スーパーで買ってきたピザを焼こうとするが、オーブンのスイッチがはいらない。
電源の接触がわるいようだ。
簡単な料理ができると思って、AirBnBを選んだのに、初日からこれとは。
しばらくして、家主からやっと返信がきた。
システムの不具合かななんかで、掃除する人の手配ができなかった、すぐに掃除婦を向かわせるとのこと。
オーブンに関しては、私たちが言っていることが信じられないようで、スイッチを壊したのは私たちじゃないかというようなことを書いてきた。
しばらくして、掃除の人がやってきた。
しかし、英語が全く話せない。
いくつか、他にも不備な点があり、ジェスチャーを交えながら、苦情を伝える。
家主に来るように頼むが、自分はここから3時間かかるところにいると言う。
SMSでやり取りするが、その対応が大変横柄である。
「まずは、ごめんなさいでしょうよ。」と、こちらは思うが、その一言が全くない。
「これは家主であるあなたの責任でしょう。アパートをこのままにほっておくなんて、サービスが悪すぎる。」的なことを書いたら、
むこうが逆切れ。
「私はやれることはやったじゃない。文句あるなら、出て行ってくれてもいい。代金は返金するから。出ていくなら明日の11時までに部屋を明け渡してくれ。」
と強気である。
SMSでのやり取りは、泥仕合の様相を呈してきた。
3時間もかけないといけないところに、物件を持っていて、英語も話せない掃除人を雇って、AirBnBを経営しているというのだろうか。
娘たちも場所を変えたいというが、同じような値段と設備、そしてこの物件と同じくらい中心部に近いアパートは、さすがに見つからず、結局、ここにいることに。
「とにかく、明日、掃除をきちんとしてもらい、電気工にスイッチを直してもらえればそれでいい。」
ということで、会話は終了。
スイッチは、微妙な位置で抑えておけば、とりあえず使えたので、1日目は、なんとか調理ができた。
今回の旅行は、初日から踏んだり蹴ったりであったが、その後は、夢のような時間を過ごせた。
ここにきてまた同じような嫌な思いをすることに。
まあ、これも旅の醍醐味ということでやり過ごそう。ふぅ~。![]()
