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先日は、なかなか面白い体験をしてきました。
クリスチャン・ラディックという帆船のクルーズに乗せてもらう機会があり、行ってきました。
この帆船は、世界でも最も古い現役の大型帆船の一つで、その雄姿を見ることができて、感激。
建造されたのは1937年というから、戦前ですね。
もともとは、商船学校の訓練用の船として作られたらしいです。
80-90名の生徒を収容できるそうです。
世界中で行われる「トールシップレース」にも参加し、数々の賞を受賞しています。
さすが、バイキングの国、ノルウェーは海洋大国として、輝かしい歴史を持っています。
このレースですが、日本からは、海王丸、日本丸が参加しているようです。
ノルウェーは、現在も高校生向けのプログラムとして、ソールランドという大型帆船で「海洋訓練」を行っています。
これは、船乗りになる訓練というよりは、船での実習を通じて、学業だけでなく、人間形成を行うというものらしいです。
財団による経営ということで、以前は、無料でこのプログラムを提供していたそうですが、赤字が続き、現在は、有料で行われています。
また、外国人の生徒にも門戸を開き、授業料をとることで、財政の立て直しを行っているようですね。
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ソールランドの海洋訓練学校「Aプラスアカデミー」のサイトはこちら。
その年間授業料ですが、、な、なんと!
- ノルウェー人生徒:315000クローネ(約400万円)
- 外国人生徒:56000ユーロ(約700万円)
目玉が飛び出ます。
もちろん、学生ローンなどを申請することは可能とのことですが、よっぽどのお金持ちの子息しか無理じゃないの?と思える値段ですね。
名だたるボーディングスクールが多くあるスイスにも事務所があるようなので、世界中にいる良家の子女をターゲットにしているのでしょうか?
さて、このクリスチャン・ラディック号ですが、オペラハウスの近くの港に停泊しているので、是非、足を運んでみてください。
ウェブサイトはこちら。
正面右側に見えるのは、Sjømannsskole(海員学校)だった建物で、今は、公立高校として使われています。
うーん、船は遠くから見た方がきれいですね。