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連日天気のいい日が続いていますね。
さてさて、昨日は、オスロで随一のおしゃれスポットであるアーケルブリッゲの
フィヨルドに浮かぶ、モダンなデザインのレストラン「リンリン」に行ってきた。
アーケルブリッゲ界隈は、素敵なレストランやカフェが立ち並び、リゾート地のような素敵な雰囲気だ。
まだ木曜日というのに、オープンエアのレストランやカフェは既に大勢の人で混みあっていた。
レンガ造りの建物は、1854年から1982年までは造船所として使われていた。
造船所が閉鎖され再開発されるまでは、治安の悪い、人の寄り付かない地区だったそうだ。
開発が進み、今では、ショッピングセンター、オフィスビル、娯楽施設、アパートなど、オスロの一等地として知られる地域になった。
さらに奥に進んでいくと、Tjuvholmen(シューブホルメン)と呼ばれる地区になり、美術館やホテルもあり、
芝生が広がる奥には人工ビーチもある。夏は、海水浴や日光浴を楽しむ人々で賑わう。
冬が長い北欧に住む人々は、太陽があれば外にでかけなくては損する!という勢いである。
日焼けもなんのその、サングラスをしていれば日差しを浴びても平気なのだ。
特に、カルシウムの吸収を高めるのに有効なビタミンDをとるには、日光は重要だとか。
日傘をさし、帽子をかぶり、手袋をし、紫外線対策をする日本を含むアジアの女性たちの姿は、この地では、かなり浮いてしまう。
私は、やはりできれば焼きたくない。ちらほらシミも増え始めたし。でも、さすがに日傘は持てないな。
さて、この中国人の女の人のような名前の「リンリン」というレストランであるが、
数年前までは、「オンダ」という別のレストランだった。オンダは日本人の恩田さんみたいな名前だが、確かスペイン語だったような。
オンダがしばらく閉鎖しており、経営に行き詰ったのだろうかと思っていたが、
ノルウェーで唯一ミシュラン3つ星レストランである「Maemo」と老舗「グランカフェ」のオーナーである「フルセットグルッペン」がノルウェージャンプロパティと共同で、なんと5千万クローネ(6.7億円?ぎょええ)をかけて改装し、「ハッカサン」というレストランの姉妹店である「リンリン」として生まれ変わった。詳しくはこちら。
オスロフィヨルドに浮かぶ一面ガラス張りの贅を尽くした作りであり、ビジネス客をもてなすには最適なロケーションにあり、
買い手がつくのも時間はかからなかったのかもしれない。
料理だが、「オンダ」の時は、シーフードがメインで寿司なども提供していた。
「リンリン」は、中華がメインのアジアンフードを提供している。
ハッカサンという会社、最初「八海山」?と思ったが、違った。
2001年にロンドンで中国人シェフのTong Chee Hweeが最初にお店をオープンし、たちまちミシュランの星を獲得したそうだ。
今では、ラスベガス、ニューヨーク、マイアミ、サウジアラビア、ドバイ、などなど、世界中に店舗を構える。
また、「リンリン」は、ギリシャのミコノス島、モロッコのマラケッシュに姉妹店があるそうだ。
どこも、セレブリティが好みそうな場所だなあ。
さすが、華僑、商魂たくましい!
今日は、屋上のテラスにある「バー」に招待された。
私は、あまりお酒は強くないので、「モヒート」を注文した。
働いている従業員は、アジア系が多く、小ぶりの春巻き、シュウマイ、肉まんなど
数種類のフィンガーフードが振舞われた。←写真は恥ずかしくてとってません
そこで、約1年前に会社を辞めた元同僚に会うことができた。クライアントとして招待されたそうだ。
彼は、私が入社する少し前にはいったばかりで、ずっと一緒に同じ仕事をしてきた。
元軍人という珍しい経歴の持ち主で、常に冷静沈着で、他人のことを気遣うことができる信頼できる本当に素敵な性格で、
外国人の私に対しても、根気よく丁寧に接してくれた。
彼が辞める時は、自分も辞める時だと思っていたくらい私にとっては貴重な存在だった。
新しい職場では、責任のある仕事を任されて、充実した日々を送っている様子だった。
一方の私は、今の職場の愚痴と昔の古き良き時代の思い出話に終始してしまい、申し訳なかったなとあとで少し反省している。
この「リンリン」、セレブ気分を味わいたい方、お客様のおもてなしには、おすすめレストランです。
こっそり写真を撮っていたら、ツーリストか?と指摘されてしまった。