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皆さんご存知ですか?
「外国籍を取得すると日本国籍を失うと定めた国籍法の規定は
「国籍離脱の自由」などを保障した憲法に反するとし、
欧州在住の男女8人が国を相手に同規定の無効確認などを求め
東京地裁に提訴した。」というニュース。
とうとうこれをやってくれた人がいた。
上記の裁判が勝訴ということになれば、日本の法律もきっと変わるだろう。
二重国籍を認める国は欧州では多く、私の知っている中では国籍を3つも持っている人もいる。
二重国籍については、私が住むノルウェーでは現在も認められていない。
が、2017年に、これを認める提案が政府により受理された。
その後、公聴会を経て、国会で審議され、法案可決となる予定だ。
ただし、現時点では、それは2019年以降になるとのこと。
移民局の関連記事はこちら。
私は娘の進学の件で、この問題にぶち当たった。
娘は現在、ノルウェー国籍を申請中である。←関連記事はこちら
日本の国籍を捨てざるを得ないことは覚悟の上だ。
主な理由は奨学金や学生ローンである。
もちろん、それ以外にも、欧州に住む場合は、EUあるいはEEAの国籍があれば、便利なことは数多い。
少し調べたところ、日本では、海外在住者が申請できる奨学金あるいは学生ローンは見当たらなかった。
国籍を持っていても、海外在住というだけで、その権利がない。
日本に住まないことを選んだのは自分だから、ある意味仕方ないが。
二重国籍を認めるなんて、「いいとこどりをしてずるい。」というようなこという人がいるが、果たしてそうなのだろうか?
日本人の血を受け継ぐものが、どこに住んでいても日本人であり続けることがそれほど悪なのだろうか。
海外に住む日本人は、多かれ少なかれ、日の丸背負って、外国で生きている。
皆、それぞれに自分が住む国と日本を結ぶ親善大使になり得る訳ですよ。
そろそろ、グローバル化の時代にあわせて欲しいものだ。
この裁判の行く末を見守りたい。