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今日は職場で、本当に情けないが、皆の前で泣いてしまい、涙が止まらなかった。
理由は、とっても個人的なこと。
私は、日本との関係がある部署に、たまたま、過去の職歴が功を奏して今の職場に雇ってもらうことができた。
自分は言葉のハンディもあるし、年もとっているし、大した学歴がある訳でもないから、とにかく、日本人がもつ真面目さだけを取柄に頑張ってきたつもりだ。
そしてどうにかこうにかお陰様で、今も同じ所で働かせてもらっている。
日本との繋がりは、今も続いているが、それでも、最近の環境の変化により、徐々に取引は縮小気味である。
その兆候は、少しずつ感じてはいたが、とうとう最終的な決断をするまでになってきた。
その話を進めているミーティングでの席。
自分でも、仕方ないと思うし、時代に取り残されてはいけないという思いは十分にあるのだが、何故か今まで頑張ってきたものが崩れ落ち、取り去られていくような、そんな不安な気持ちがどっと押し寄せてきて、思わず涙がでてきてしまった。
こんなところで泣くべきではないとわかっていながら、涙が止まらない。
席にいた上司を含めたチームの皆が、それに驚き、一生懸命慰めようとしてくれる。
その優しさにもついつい、感動してしまい、自分で気持ちをコントルールすることができなくなった。
チームで唯一の女性スタッフである、Kが気をきかせて、「ちょっと、外の空気を吸いに行こうよ。」と誘ってくれた。
歩きながら、私に自信を持つように、前向きな考えになるように、彼女なりのやり方で慰めてくれた。
本当に嬉しかったし、ありがたかった。
そんな同僚に恵まれて感謝しなくてはいけないと心から思った。
近年の社内の動きは凄まじく、人の出入りや、組織の変化が目まぐるしくおこっており、何がどう変わるか、ノルウェー人のスタッフでさえもよくわからないという。
ましてや、外国人の私にはさらにわからないことが多い。
そんな状況に嫌気をさしてなのか、あるいは、新天地を求めてなのか、やめていった人も多い。
会社としては、去る者は追わず、人はいくらでもいるという姿勢だ。
「社員はみな家族のようなものだから。」
と暖かく、社員を見守ってくれた先代の社長が懐かしい。
そうはいっても、そんなセンチメンタルかつノスタルジックな思いに甘えていてはいけない。
次の目標、自分がやるべき事をこなして、前に進むしかない。
明日は、今日よりきっといい日になると信じて。