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壁にぶち当たると、探してしまう名言集。
リーダーのあるべき姿としては、大変人気のあるあの言葉をもう一度、頭の中で反芻する。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
元連合艦隊司令長官 山本五十六の名言を引用。
子育てで迷ったとき、そして、仕事をしていて上司に対して不満がでてきたとき、私はこの言葉を振り返る。
リーダーと言われる人々は、この言葉を聞いたとき、肝に銘じるのであろうか、あるいは、「そんなうまくはいかないよ!」と軽く流すのであろうか。
私の年齢であれば、もう何人かの部下がいてもいいようなものだが、いかんせん、何の取柄もない外国人が、かろうじて雇ってもらっている身分なので、私はいつまでたっても、リーダーにはなりえない。
そんな身の上を、自分は気楽でいいなと思うようにしている。
直属の上司は年上だが、その上の上司は自分より年下という状況。
だが、ここノルウェーではごくごく普通だ。
長い間いる人が自動的に、組織の長になるとは限らない。
ある部署の長が辞めれば、次席のものがエスカレーター式に上にあがることはあまりない。
その時点で、また新しい長を公募するという形が一般的だ。
自分から長のポストを辞退する人もいる。
地位や肩書に重きを置かず、それよりも、自分のプライベートの暮らしを充実させる方が大事だと考える人も少なくない。
確かに、年齢関係なく、リーダーに適した人が上に立つべきだし、年齢が上だからといって、人の上に立つタイプでない人がリーダーになると、組織としてはうまくまわらないので、リーダーを公募するという採用方法は、大変健全だと思う。
マイナス点としては、過去の経緯を知らない人がいきなり上に立つので、組織としての士気が下がる場合もあるが、今までの上司がひどい場合は、リセットされてその逆の効果もある。
人を動かすということ、人がついてくる魅力のあるリーダーになるというのは簡単な事ではないなと、年齢もそう違わない上司達を横目でみていて、たまに気の毒になる。
一方、子育てに関して言えば、身内という切っても切れない関係であれば、上記の言葉はぐっと心に響く事の方が多い。
子供は親を選べないから、人を育てる責任を親は重く受け止める必要があるが、果たして自分は、それができているだろうか?
忍耐とか優しさ、規則正しい生活等々、育てているつもりが、逆に子供に教わり、自分も成長させてもらっているのかもしれない。