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今日は3日目のクラコフ滞在について。
この日は、前日の悪天候から一転して、雨もあがりいいお天気。
アパートのチェックアウトが11時までだったので、朝食をアパートで軽く済ませて、簡単に掃除をして、鍵を返却する。
事務所では、夜7時まで荷物を預かってもらうことに。
まずは、徒歩で今は博物館になっている「シンドラー琺瑯工場」の跡地へ。
途中、ポーランド最長のヴィスワ川を渡る。
しばらく歩くとそれらしき建物が見えてきた。
入館は予約が必要なようなので、外観を見るだけに。
シンドラー工場で働き、生き延びた人々の写真が入口に飾ってあった。
シンドラーの右腕となったIzaakさんは、映画の俳優さんよりも凛々しい感じ!
近くには、時代に取り残された感のある古いビルがいくつか残っていた。ここは恐らく、その昔工場地帯だったのだろう。
その後、街並みを眺めながら、大きなショッピングセンターのある中央駅へ向かう。
この日は、世界遺産であるヴィエリチカ岩塩抗に行く予定だったが、娘達は興味がないし、買い物したいというので、キャンセルとなった。
主人は残念そうだったが、時間もかかるし、入場料もかなり高いようなので、諦めてもらうことに。
こちらがショッピングセンターのサイト:
時間を決めて各自ショッピングセンターをめぐり、再び徒歩で旧市街へ向かう。
次に、昼食をとりに、ポーランドの大衆食堂といわれるミルクバーへ。
日替わり定食のようなものがあり、4人で86ズロチ(約2600円)
スープ、サラダ、メインコースでこの値段。激安。
名物のポーランド風餃子ピエロギも、しっかり注文しましたよ。
昼食後は、旧市街をぶらぶらして、少し離れた所にあるユダヤ人ゲットー地区を散策。
それから、荷物を取りに事務所へ戻り、トラムで中央駅に。
夜7時出発のインターシティでワルシャワへ向かう。
駅は、広くて新しく、快適だ。
電車は、8人席の旧式のコンパートメントタイプ。
このタイプの電車はなくなりつつあるらしい。
メンテナンスが大変なのかな?いかにもヨーロッパでの列車の旅という趣があって素敵なのに残念だ。
個室には、私達以外に、向かい側の列には、窓側に中年の女性、若い男性が座っていた。
途中から小太りの中年の女性が乗り込んできた。
皆、恐らくポーランド人であろう。
小太りの中年の女性を見て、娘が「あの人は敬虔なクリスチャンって感じだね。」と呟く。
確かに、言い方は悪いが少し時代遅れに見える柄物のブラウスと長めのスカートをはいて小綺麗な恰好をしている。
窓側に座っている中年の女性は、チェックのシャツにジーンズ姿で、いかにも旅行者といった恰好。フランクフルトから、クラコフに着いて、自宅のあるワルシャワに向かうそうだ。
「なぜ、日本人がこんなところに?」と不思議そうに聞かれた。
「私達はノルウェーに住んでいんですよ。」と答えた。
真ん中で足を広げて座っている男性は、無口で愛想はないが、重いスーツケースを棚にあげるのを手伝ってくれた。
ワルシャワまでの約4時間の長旅。
それぞれが本を読んだり、スマホをいじったり、居眠りしたりしながら、まわりの人の迷惑にならないように、静かに過ごした。
そうこうするうちに、ワルシャワ中央駅に到着。
この駅は終点の一つ手前になるので、窓側に座っている女性がここで降りるようにと親切に教えてくれた。
ワルシャワの宿も、クラクフ同様、Airbnbで予約したもの。
値段は、クラクフの倍以上したが、中央駅の近くで、内装が新しいのが気に入った。
中央駅から地下道を通り、大通りを超えていく必要があり、なかなか道が見つからなくて迷ったのには参った。
スーツケースをゴロゴロ転がしながら、少し遠回りになる形でようやくアパートにたどり着いた。
アパートがある建物は外壁の補修工事をしている最中らしく足場が組まれていた。
アパートの鍵を届けてくれた若いポーランド人の女の子は、英語が全くできなかったが、とてもきれいな可愛い女の子だった。
部屋は写真どおり、全てが新しくて家族全員が気に入ったようだ。
今日で、ポーランドに来て3泊目となり、残り2泊。
アウシュビッツでは雨に降られたこともあり、洗濯物もたまってきたので、洗濯機を回すことにした。
そこで、問題が発生。
洗濯機を回してもしばらくすると止まってしまう。
コンセントを入れなおしたり、モードを変えたり、色々試したが同じ状況だ。小一時間あーでもないこーでもないとやるが、なかなか動かない。オーナーに連絡するには、時間が遅すぎる。
結局そのままにして寝ることにした。
翌日、オーナーに連絡したら、「ごめんなさい、洗濯機は壊れているんだ。前回泊まった人が使った時に壊れていたみたい。修理にだそうと思っていたんだけど忘れていた。」と言うではないか。
ちょっと、それならそうと、紙に書いておくなりして教えてよね。
どうやら、排水機能が壊れているみたいで、手動で水を取り出し、手で洗濯物を絞り、干すはめになった。
バスマットは、その排水のおかげで臭いのなんのって。
それから、次の問題。
Wifiが繋がらない。
またもやクラクフと同じ。
オーナーは、「ちょっと待ってて。業者に確認するから。」とメッセージは返してきたが、結局、3泊の滞在中、音沙汰なしだった。
Airbnbの悪い面を一気に体験してしまった。
ホテルであれば、クレームものだが仕方がない。
そんなこんなで、ワルシャワ到着日、眠りについたのは夜中の2時頃となった。
おまけ:
恐ろしく鋭角の屋根を修理するポーランドのとび職人たち。
よーく見ると、命綱もない。すごい離れ業、恐るべしポーランド人。