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ノルウェーでは、ポーランドのアウシュビッツ訪問が修学旅行の人気の訪問先でもある。
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下の娘が行く予定だったが、予算の都合上、ベルリンツアーに変更となった。
オスロの学校は第40週目に1週間の秋休みがある。
今年は、思い切って1週間の休みをとって家族全員で旅行をすることに。
行先は、娘のアウシュビッツ行きがキャンセルになったので、以前から候補にあがっていたポーランドに決定。
ポーランドと言えば、「アウシュビッツ」は外せない。
アウシュビッツは、必ず行きたかった場所で、娘達が大きくなるまで大切にとっておいた。
アウシュビッツを訪問する前に、予備知識をいれておこうということで、手始めに「シンドラーズリスト」を観ることにした。
これは、1993年に作成されたスティーブン・スピルバーグ監督による、数々の賞を総なめにしたあまりにも有名な映画だ。
過去に何度か観たことはある。
白黒画像に、赤い服を着た女の子だけをぽつんとカラーにして際立たせる手法は、日本の巨匠、黒澤明の「天国と地獄」のオマージュというのも有名な話。
画像はネットからお借りしました
余談ではあるが、この「天国と地獄」も私の中で5本指に入る名作だと思っている。
ユダヤ人のホロコーストについては、小学校の頃、親が見ていたNHKの番組で、生き残ったユダヤ人の証言を聞いて知ったのが最初。
とてもショックを受けたのを覚えている。
今でもその時の画像が目に焼き付いている。
それから、アンネフランクの日記を読んだ。
自分の中で昔からとても気になる史実であった。
何度か行ったことのあるハンガリーのブダペストでも、ホロコースト博物館を訪れ、ユダヤの史跡をめぐるツアーにも参加した。
ブダペストではドナウ川沿いに、沢山の錆びた鉄の靴のオブジェが並べてある。
ユダヤ人をそこに並べ、靴を脱がせ、そのまま銃で撃ち殺して川に流した歴史がある。
靴はその迫害の記録だ。
決して忘れてはならない、繰り返してはいけない記録。
関連する本や映画では、
「ハンナのかばん」「思い出のアンネフランク」「戦場のピアニスト」
「縞模様のパジャマの少年」「ワルシャワゲット-」
などが記憶に残っている。
どうして、これほどまでに心を動かされるのだろうか。
ゲットーに詰め込まれる前のユダヤ人の服装は豪華で皆お金持ち。そして、今も金融を牛耳るのはユダヤ人。
そのユダヤ人は、何世紀にもわたって差別を受けてきた。それでも、教育に力をいれ、ユダヤ人の誇りを捨てずに、自分たちの社会を先祖代々築いてきた。
徐々に、取り締まりを厳しくしていきながら、ナチスはユダヤ人の大量殺戮に成功した。
映画で描かれる殺され方は惨たらしい。
その陰で、ユダヤ人を救おうとした人も多くいた。それは金目当てであったり、人道的な理由であったり。
戦争は、絶対にあってはならないけど、どうして戦争に突入したのか、どうして人は殺しあうのか、その本質を探るのはとても興味深い。
