今年の秋から進学予定だった長女。
日本から戻ってきたと思ったら、バイトしたり友達と会ったり、じっとはしていない。
どの子がどこに進むかと言う話題で、色々な情報が飛び交っている様子。
国立大のある他の都市、トロンハイム、ベルゲンにトロムソなど、オスロ以外の大学に決まった子は、次々に新しい生活に向けて出発してしまった。
この前は、トロンハイムに明日出発するという友達のパッキングを手伝いに行っていた。
「自分でそれくらいでけへんのかい?」と聞きたかったが、まあいいだろう。
もう、オスロの学校は始まっている。今日は、大学の学生食堂に紛れ込んで、友達とランチをしてきたそうだ。
学生向けなので、安かったといって喜んでいた。
なんだか、少し取り残された感のある、わが娘。
第一候補のオスロはあえなく撃沈。
その次のコペンハーゲンもだめだったが、デンマークのオーデンセ(そう、アンデルセンの生まれ故郷ですね)にある南デンマーク大学のある学部に行くことが決まった。
ノルウェーのトロンハイムと迷った結果、ここに決めたのだが、ある問題が発覚した。
あてにしていた学生ローンがおりないというのだ。
何故ならば、彼女はノルウェー国籍を持っていないから。
そんなこともっと早い段階でわかっていてもよかったのだが、きちんと調べていなかった。でるものと思い込んで早とちりしていた。
ノルウェー国内の大学であれば、ノルウェー国籍を持っていなくても問題なかったのだが、海外の大学となると話は別らしい。
それはそうだ、貴重なノルウェーの税金を、なんで海外の大学に行く外国人のために払う必要があるのかと言われればそれまでだ。
トロンハイムかデンマークか迷って、デンマークと決めたので、もう気持ちはデンマークに傾いている。
それ以外に、
授業料、滞在許可証、学生アパート探しの件も問題になってくる。
授業料については、北欧諸国の永住許可証を持っているということで免除になることは確認できた。
滞在許可証も、時間はかかるがおそらく大丈夫だろう。
あとは、学生アパート探しとなる。
よかったのか悪かったのか、今年進学予定のノルウェー人学生は全員、春学期すなわち来年の2月入学となり、他の生徒より半年遅れて入学することになるらしい。
従って、学生アパートや滞在許可証については、まだ時間があるので、なんとかなるだろう。
もう1点、忘れてはいけない重大なこと。
永住許可証の権利を維持するための手続きというのが必要となってくる。
なんでも、
永住許可を持っていても、2年以上(4年の間に合算2年以上なので連続2年という訳ではない)海外にいれば、永住許可が無効になる
らしい。その権利を維持するための手続きが必要となる。
これは、つい最近ご主人の都合で海外に住んでおられた友人にアドバイスを受けていた。彼女がこの件で、大変な目にあったようだ。彼女は、いつも私達にとって有益なアドバイスをくれる一目置いている貴重な存在。
と、話はそれるが、この件については、調べた所それほど手続きは煩雑ではないようなので、なんとかクリアできそうだ。
永住許可がないと、自動的に授業料の免除もなくなる。
と、次の問題は学生ローン。
学生ローンだが、進学できると一部返済不要な奨学金となる。(ここがすごい所)
彼女は、学士3年、修士3年の計6年を費やす予定なので(うっ、長すぎ)、6年分の奨学金というのはかなり大きな額になる。
さあ、どうしよう
画像はネットからお借りしました