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ノルウェーは共働きが当たり前。

 

それもあってか、「食材宅配サービス」を利用したり、「お掃除サービス」を利用している人は、私のまわりでもかなりいる。

 

特に、夫婦ともに出張が多かったり、子供が小さい場合は、「時間をお金で買う」という感覚でそういったサービスを利用しているようだ。

 

このようなサービスやビジネスは、昔から日本でもあるが、日本や先進国の国々が直面している「高齢化社会」では益々需要が増えると思うので、ビジネスチャンスのヒントが見つかるかもしれない。

 

「食材宅配サービス」の「コロニアル」を試してみた。

 

サイトはこちら https://kolonial.no/

 

 

最近、この会社が大々的に人を雇って「200クローネの割引券」を配っている。

 

初回の買い物で200クローネが割引になるらしい。

 

デリバリー費は60クローネなので、140クローネ分の買い物したら無料になるのかな?

そんな思いで試してみた。

 

200クローネが会社にとって、高いか安いかはわからないが、会社のシステムに登録しないと購入できないので、顧客獲得方法としては安い広告費であるのは確かだ。

 

客が友達を新しく紹介すると、友達と本人が更に割引となる特典もあるので、数珠繋ぎで客が増えるのを狙っている。

 

さらに、市内にいくつかある指定の場所に、自分で品物を取りに行けば、デリバリー費が無料の上、3%割引となる。

 

商品は、スーパーのRema1000と提携しているので、そこで売っているものが同じくらいの値段で買える。

 

ウェブサイトでは、今週の献立をクリックすると、作り方が載っていて、材料も買える。メニューを考えるのが面倒な人にはありがたい。

 

このビジネスモデルが面白いなあと思った。

 

1. 店舗を置く必要がない。

 

2. ネット上のシステムで注文内容と顧客管理:お客さんが自分で買いたいものを入力して注文するので、しっかりしたシステムがあれば、人件費がかなり抑えられる。

 

3. 効率のいい仕入れ:注文の受付を前日の夜中に締め、集計されたデータをもとに、翌朝の早朝に仕入れて仕分けて、午後2時までに各地に配送。

 

4. 従って、在庫はなし?

 

5. 店舗の賃料は駐車場代のみ:ガソリンスタンドなどの駐車場にコンテナ車が置いてあり、そこが配送先となるので、店舗の賃料は駐車場代のみ。Hentepunktと言うらしい。

 

6. 人件費の削減:各配送先に、人を置いてるのかと思いきや、コンテナ車の入口へのコードがSMSで客に送られてきて、そのコードを入力してコンテナにはいり注文した品物を客がピックアップ。

 

7. リスク:としては、自分が注文したものを他の人が持って行ってしまうということも考えられるけど、コンテナ車には、きちんと防犯カメラもついている。治安が悪ければ悪用されるかもしれないが、ノルウェーはそれはあまりなさそう。

 

8. 各地域の担当者が配送を請け負う:あくまでも想像だが、各家庭に配送する場合は、地域ごとに人を雇って、その人がコンテナまで荷物をピックアップして、担当地域を回るのかな?

 

こんなコンテナが置いてある↓

コードを入力して中にはいると

自分の名前が貼ってある箱に品物が入っている↓

 

このようなサービスを行う会社がやたら増えてきたが、数年後にはどこが生き残るんだろうか?

 

同じようなサービスを行っている会社:(ちょっと調べただけでもこんなにあるし)

https://www.adamsmatkasse.no/

http://www.retthjem.no/

https://www.foodora.no/en/

https://godtlevert.no/

 

結論

そうは言っても、店に行き、うろうろしながら、新商品やセール品を探すという、従来からある買い物の醍醐味は変わらず必要とされるだろうから、デリバリーが主流になることはないんじゃないかな。

 

結局、我が家は、210クローネ相当の買い物をして、品物を取りに行ったので、支払ったのは10クローネ程。次回も利用するかは未定。

 

車がなかったら、これらのサービスを利用する価値はあるかも。