皆さんお久しぶりです。
最近、春めいてきましたね。
今日は、「Operasjondagsverk 通称オーデダーグ ODW」について。
ノルウェーの学校では年に1回、テーマを決めて子供たちが色々な方法でお金を稼ぎ、それを発展途上国の恵まれない子供たちに寄付するという活動があります。
英語にすると「オペレーションデイズワーク」。
立派な大義名分もあるし、それに異議を唱える人もいないようですが、これは、親からすると、ちと頭の痛い企画です。
何故なら、そんな都合のいい仕事なんてすぐに見つからないから。
通常は、親の仕事場に行って手伝いをしたり、
駅など人の集まる所に行って、コーヒーやボッレ(ノルウェーでは一般的なおやつとして食べられる甘い丸いパン)を売ったりします。
うちの子たちも、過去に後者の方法でお金を稼いだことも何度かあるのですが、これが結構大変。
前日に、材料を買い、パンを焼いて、翌朝コーヒーを沸かしてポットにいれ、結構重たい荷物を持って、近くの駅あるいは中央駅など、なるべく人通りの多い場所に運ぶという準備が必要です。
学校で一斉に行うため、同じことをしている人があちらにもこちらにもいて、競争が激しかったりします。
そういったことが面倒だったり、仕事が見つからない場合は、結局家の手伝いを適当にさせて、必要な金額を親が寄付する形になります。
やはり、クリスチャンの国だからか、こういうチャリティ活動は日常的に行われ、寄付する人も慣れています。
今日は次女の学校でこの活動がある日でした。
昨年は、友達のコネで幼稚園のアシスタントをしたのですが、どうやらそこの園長さんが意地悪だったらしく、今年はそこには行きたくないと言います。
で、今年はというと、運よく事前に仕事を見つけてきました。(でかした!)![]()
その仕事は、長女が毎週土曜日に働く「バレエショップ」でのお仕事。
持つべきものは、コネですね。
事前に姉に根回ししてもらい、店主も快く引き受けてくれることになりました。
仕事内容は、トウシューズの紐づくりです。![]()
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ひもの大きな塊から、1個分の紐をセットにしてそれを100作りました。
それがこちら。なかなか見事です。![]()
1個15クローネで販売されているので、1500クローネの売り上げに貢献したことになります。
正午から午後5時まで働いて、500クローネのお駄賃をもらいました。
なんて太っ腹な店主!
決められた金額が300クローネですので、それよりも多い収入となりましたが、(残念ながら?)それは全て寄付に回されます。
なんと、このODWですが、きちんとしたウェブサイトもありました。
それによると、「52年前に、ノルウェーの学生組合の会合で一人の若者が「他の国には学校にも行けない若者がいるのに、自分たちのためだけに働くのは間違っている」と訴えたのがきっかけでこの活動が発足した」とあります。
子供たちが一所懸命働いた善意のお金、正しい方法で使われるのを願いたいものです。
ちなみに今年はカンボジアの子供たちへ寄付されるそうです。
加えて、カンボジアについても事前に勉強したようです。
確かに自分達が集めたお金がどういった場所で使われるか知っておきたいですよね。
