先週は冬休み。
またまた、娘ネタで恐縮です。
2月の8週目はオスロの学校は冬休み。
休みを利用して長女は友達4人とオランダのアムステルダムへ小旅行。
木曜日の夜中12時オスロ着の便で帰ってくるという。
なんで、そんな遅い便なのと思ったが、学生の貧乏旅行なので、きっとこのフライトが安かったのだろう。
旦那は疲れているというので、「迎えにいくのは私か、しゃーないなぁ
」と覚悟を決めていたら、
娘から連絡が入り、嵐で飛行機の出発が1時間遅れるとのこと。
コペンハーゲン経由なので、ひょっとしたら、オスロ行きに乗り遅れるかもしれないそうだ。
そうなると、次のオスロ行きはないので、コペンハーゲンで足止めをくうかもと焦った様子。
しばらくして、アムステルダムの空港が全面閉鎖になったとの知らせ。
こちら長蛇の列。↓
娘達は搭乗口で待っていたようだがそのうち気づくと職員の姿が見当たらない。
どうしたらいいものかと、あたふたしていたようだが、友達の何人かが再び、外にでてしまった。
娘はとりあえず中で待機して、職員を見つけたら、携帯で連絡しあうことに。
こういう時、不安だし、グループで来てよかった!
通常、飛行機が欠航となった場合は、航空会社が必ず宿泊先や食事などの手配をしてくれるそうだが、なにせ、空港閉鎖なので、職員の数も足りないため、娘は気が気じゃない様子でとても焦っている。
一方で、友達の中では誰かがなんとかやってくれるだろうと、特に焦らず能天気な子もいるようだ。
親に連絡してアドバイスをもらったり、職員を探したりしつつ、次の打つ手を考えているのは、うちの娘ともう一人のNちゃんだけらしい。
と、そうこうしているうちに、やっと外にいる友達から職員をつかまえることができたと連絡があった。
航空会社が全て支払いするが、空港近辺のホテルは全て満室ということで、自分たちで選んだホテルを予約し、後日請求すればいいと指示してくれた。
航空会社が補償してくれると知って、選んだホテルは、なんと4つ星のラディソンホテル↓
でも、空港からタクシーで30分もあるらしい。どのホテルでもいいと言われて、それならと、友人の一人が「絶対、ラディソンがいい!」と言ったらしい。
ここ、アムステルダムじゃないじゃん!
へとへとになってやっと着いたのは、夜中の12時くらい。
そんな変な友達のこだわりに不機嫌な娘だったが、
きれいなホテルを見て、大満足の様子。しかも、各自一部屋を提供された。
ユーカリの香がするスチームバス付だそうだ。
朝は、豪華な朝食ビュッフェにもありつけたとのこと。
狭いユースホステルで寝泊まりしていた彼女たちからしたら天国のようだ。
その後、無事、便を変更してもらい、ヨーテボリ経由で、オスロに戻ってきたのは、翌日の午後7時。
長旅お疲れさまでした。
宿泊、食事、交通費は全て航空会社もちだそうだが、全部立て替えてしまったため、あとで請求しなくてはならないらしい。
↑こちらの紙だけもらったそうだ。
先日ブログで書いた「EU法で定められた旅客の権利」の知識がこんなに早く役立つとは。
ただし、今回は天候が原因なので、現金はもらえないと思うが。
なかなかできない貴重な体験だったが、いい社会勉強になったのではないだろうか。
娘は翌日はいっていたバイトを休むことにはなったが、幸い学校を休む必要もなかったので、よかった。