食料の調達については、毎日ちょこちょこ買う「毎日派」と、週末にまとめ買いの「まとめ買い派」に分かれるだろう。日本では前者であったが、こちらに来てからはずっと後者である。
一週間の献立も立てやすいし、わざわざ会社帰りや家に帰ってからスーパーに寄ったり、行ったりする必要もないので、とても楽ちん。
我が家の買い物の方法は、近所のスーパーでは、肉、魚、卵や乳製品等、野菜以外のものをまとめて買い、野菜については、Grønland(グリーンランド、正に野菜の国?)の八百屋で買う。
夏は散歩しながら、冬は基本的に電車で、徒歩ででかけると小一時間はかかるが、いい散歩になるので、これを長年続けている。
ノルウェー語ではコロニアルブティッケンとよばれるそうだが、外国人が営む「八百屋さん」で生鮮食品(特に野菜)を主に扱っており、オスロに長く住む日本人の中には、こういった店で買う人が多い。エキゾチックな食材も売っているため、普通のスーパーとはちょっと品揃えが異なる。
こういったお店は、野菜の種類も豊富で、回転がいいので新鮮だし、何といっても値段が安いので、日本人だけでなくアジアや中東の人々には人気がある。
ただ、難点は場所があまりよろしくないこと。オスロ市の西側はノルウェー人の多いお金持ち地区、東側は移民の多い地区となっており、アーケシュ川を境にがらっと町の様子が変わる。中東のスークにでも降り立ったような匂いと雰囲気が漂う。
西側に住むノルウェー人はあまり近寄りたがらない地区である。ただ、だからと言って危険という訳ではないが、旅行者にはあまりおすすめできない。
娘達もあまり行きたがらないが、背に腹は代えられぬ。安くて新鮮な野菜を手に入れるためにはそんなことは言ってられない。ここは日曜日も開いており、いつも人でごった返している。
ノルウェーの物価高には、もう慣れたが、いかに安く美味しいものを作るかにいつも頭を悩ませている。
本日のお買い上げは 全部で144クローネ、これだけ買ってこの値段です、これに写ってないがバナナもあり