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今年は、例年よりも気温が高く暖冬と思いきや、ようやく-10度を超す寒さになり、雪もちらほら降っています。

 

 雪が降ったときに気を付けなくてはいけないのが、坂道。

 家から駅に向かう歩いてたった1分ほどの距離なんですが、そこが魔の坂道と化すのです。

雪が降って、気温が高くなりそれが溶けて氷となった時が危ないのです。

車がスリップしてにっちもさっちもいかない状態で斜めに止まったままという光景もたまに見かけます。

 

その坂道なのですが、下りよりも上りの方が実は怖いのです。

 

下りは、何といえばいいのか、スケートを滑るような気持ちで滑るぞと覚悟しながら歩けば案外大丈夫なのですが、上る場合は、一歩踏み出した足がつるっと滑ることがありとっても危ない。

 

昨年のある雪が積もった冬の日、娘と二人で駅から家に帰る途中、太ったおばさんが転んで立ち上がれない状態になっていました。

日曜日だったのかな、人通りも少ない。通りかかった若い女の人が心配して助けようとしていたのですが、そのおばさん、足をねん挫したみたいで体重をかけるととても痛がるので、何もできずただ、救急車を待つだけという状態でした。

 

近所の人でしょうか、家から毛布を持ってきてあげてその女性にかけてあげていました。

私達もどうすることもできず、まずは家に急いで帰り、毛布を持ってきて、体を少しさすってあげ、救急車を待つことに。

 

その後5分ほどしてようやく救急車が到着。

 

そこからでてきたのは若い二人の女性。慣れた手つきで担架を車からだし、

「これからあなたを持ち上げるから。

安心して。私達、ちゃんと鍛えているから。」

といって、太ったおばさんをいとも簡単に持ち上げます。

ハサミで靴下をジョキジョキッと切り取って、痛みのある部分をささっと応急処置して、担架を救急車に乗せて、あっという間に去っていきました。

その手さばきは見事でした。

「おー、カッコよすぎ!」口笛グラサン

 

と感動した一場面でした。

 

ノルウェーは、女性の社会進出が非常に進んだ国としても知られています。

 

共働きが当たり前だし、

現首相は女性、

企業でも女性の取締役や社長は多い、

女性の徴兵制も昨年から義務化されたし、

 

アベノミクスで「女性の活躍」を目指す日本、見習うべき点が沢山あるとは思いますが、ノルウェー社会も一昔前は専業主婦が当たり前だったそう。

 

ここまでくるには長い道のりがあったんだろうな。

 

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