ドラマ好きな私です。
錦戸君主演の土曜ドラマ 「ウチの夫は仕事ができない」をご覧になったことありますか?
先日、私の仕事仲間の先輩が、あのドラマを見て、椅子から転げ落ちたと話してくれました。
~あらすじ~
錦戸君扮する旦那が、プロジェクトに大抜擢。しかし、大変忙しくなり、嫁のお弁当を食べれなくて、そのまま食べずに持って帰ってきてしまう。。。
で、嫁は、愛情込めたお弁当が食べてもらえず、悲しくなって、実家に帰ってしまう。
猛省した夫は、プロジェクトを降り、
「一番大切なものを見失うところだったよ、教えてくれてありがとう」と嫁に詫び、家に帰るというお話。
~以上~
「めでたいじゃないですかー」とヘラヘラ笑うと私に、先輩ブチ切れ。
「男が大仕事に向かっている時、黙って支えるべきなんじゃないの?仕事の邪魔してどーすんの?ごはん食べてもらえないってキレるって何様なの?誰が嫁のごはんを稼いでいると思ってるの??それとも私が古いの??」と、
それはそれは、すごい剣幕笑。
そこから、3時間。。。
都内某ホテルのラウンジで、アイスコーヒーを飲みながら、
今時の若者の価値観から、脚本家の経歴、日テレの視聴率などなど、スマホ片手に検索しまくり、
あーでもない、こーでもないと、議論を重ねた私達でした
私自身の夫婦関係で申し上げますと、相手が進みたがっているなら、こちらが見守るのが良いのではないかと思いますが、、、、ドラマのように、何よりも自分と過ごす時間を大事にして欲しいというニーズの方もいますよね。
人生の優先順位、働き方やパートナーへの愛情表現は人それぞれですから!
他人がとやかくいうことではありません。
結果、そのドラマの影響で、
「妻(夫)と過ごしたいんで、プロジェクトおります!」という社会現象が起きたとしても、その価値観に合わせて、マネジメントやプロジェクトの体制が変わるべきなんでしょうと、先輩をなだめた私でした。
でもね、ひとつだけ、言わせて欲しい。
ドラマってね。適度なリアリティが必要なんですよ。
人の何かを投影して、癒し、勇気づけるためには、リアリティがいると思う。
それを超えるものは、ファンタジー&アニメカテゴリだと私は思っているんです。
夫が仕事が出来ないなら、それでいい。
そんな夫が可愛いなら、それでいい!!!
ただ、それなら、あんなにお洒落な部屋で、奥さんも可愛い服を着てて、ついでに日中やたら、もんじゃ焼き食べて、あんな豪華な夕食を毎日出しているっていう設定をなんとかして欲しいと思うんです。
たぶん、イラっとさせるのは、そこだと思うなぁ。。。
ファンタジーの中に、伝えたいメッセージを仕込むって構造だとしてもね、伝わりにくいよー。
まぁ、現実を描くと、あまりにも悲惨で土曜ドラマの枠じゃないかなって思うけど
あとね、錦戸君扮する主人公さん、弁当は無理してでも食べるor始末してきて。
優しい噓もあるのだよ。
相手の傷つくことをしないってこと、それが出来る夫ってものだとおもうのー。