午前中に、男子 車椅子シングル決勝を観戦。


初めて見る車椅子競技は、

テレビ映像とは違って、新鮮だった。
英国でのトーナメントのせいなのか、

選手がすごくジェントルマン。


コート中央ベンチの真後ろ、最前列に座った。

隣の12歳くらいの少年と、合間に、

ヒソヒソおしゃべりした。


僕、こんなに近くで見たの初めてだよ〜

私もよ〜


少年と一緒に、大興奮〜


選手が、本当に近い!

選手がベンチにタオルで顔を拭きに来ると、

話ができるほどの距離!



少年が、説明してくれる。


車椅子テニスのルールは、

2バウンドまで可 なんだよ〜


観戦してみると、納得する。

車椅子を操作してボールに追いつくには、

2バウンドは妥当。

とはいえ、

選手は、ほぼワンバウンドで 返球していて 

さすがパラリンピック級。


車椅子 シングル決勝は、

二者とも英国の選手。


タイブレーク続きの消耗戦になった。

これが、あとで響くことになるとは、

この時、私は知る由もない。


優勝したのは、ヒューイット選手

準優勝 レイド選手



別会場で、隣の女性と話していたら、

不思議なことを言う。


午後の 車椅子ダブルス決勝戦、

ヒューイット と レイド が ペア組むのよ。

あの2人は、さっきは敵だったけど、

本当はすごく仲がいいのよ。

絶対見に行くわ。


え〜 さっきまで敵だった相手がペアなのー?


ま、それはあるとしても、ですよ、


テニスのような過酷な試合を、

午前シングル 午後ダブルス 

同日に、同じ選手が 2度出場するもの?


しかも 車椅子の選手ですよ。


クイーンズ のような、

英国内メジャー トーナメントで?


午前のシングルの試合は、

終了したのが 1時近く。

午後のダブルスの試合開始は、2時。


休憩 1時間しかない。


過酷だ〜

びっくり〜


男子シングル決勝を見てたけど、

気になったので、

車椅子ダブルスを 見に行くことにした。


あらまー 本当だ。

午前中 敵だった2人が、

ダブルスを組んで、決勝試合をしている。


笑顔や、ハイファイブやったりして、

仲良さそう。

表情が2人とも、イキイキしている。





相手ペアは、昨日も今日も 

試合がなくて充電たっぷり。


対する英国チームは、1時間前まで 

炎天下3時間も試合をして、

体力消耗している。


誰が見ても、不利だけど、そういうものなの?



案の定、英国ペアは疲労が隠せない。

負けてしまった。


表彰式も見ることにした。


車椅子の選手たちの 笑顔が 

とても素晴らしかった。





私が思うような、試合続きで不利、

なんて超えていた。


お互い、乗り越えてきたものがわかるから

分かち合える喜びも格別なんだろうな。


選手の皆に おめでとう〜 と

心から思える試合を 

見ました。


クイーンズに 来てよかった。