実のところ、
日本の天皇ご夫妻の 今回の来英は、
数ヶ月前 冷ややかな報道をされた。

チャールズ国王は 

がん治療中で、公務から離れていたし、

続いて 

キャサリン妃も抗がん剤治療で、

公務から離れてしまった。


ハリーとメーガンは、とっくに 抜けている。


英王室 公務メンバーは、

カミラと ウイリアム王子、高齢のアン王女のみ。

チャールズの弟、エジンバラ公夫妻を合わせても、人手が足りない。


そこへもって、

国王公式バースデー


さらに、


7/4 の総選挙まで あと12日。


天皇夫妻が帰った2日後に、チャールズ国王が議会解散を宣言する。

その4日後に、総選挙。

本当になぜこの時期に来訪しないといけないのか。


今回の選挙で 保守党は大敗し

14年ぶりに 労働党に政権交代する

と言われている。

まさに スナック首相は背水の陣。


先日の 国家最重要行事 Dデー ですら

選挙活動のために早退して 

批判を浴びるハメになったくらいだ。


天皇歓迎 午餐会 晩餐会 など

出ている余裕などないのが 実情。

スナク首相は 泣きたい気持ちだろう。


英国は、今、

賓客を接待しているヒマなどないのだ。


3月のキャサリン妃のがん報道の時は


日本の天皇夫妻は

英王室がこんな大変な時に

やってくる。

延期発表もない、


などと、チクチク報道していた。

鈍感すぎる、といいたげなニュアンスで。


聞いている方も、

本当よねえ〜

無神経だわ〜となってくる。


あの時は、アートクラスのお年寄りたちも

今でないといけないのかしらねえ〜

と話題に。


今回 国王バースデーで、

キャサリン妃の姿が見られて、

皆、少しは安心した。

日本の天皇訪問のことは 忘れてしまった。


今回の 天皇夫妻訪問に関して、

日本は、英国民に説明が足りてなかったように思う。

心配だからとか、お見舞いに来たいとか、

英国民に 直接 心が伝わるメッセージを 

発信していたら

逆に よい王室外交になったのに、と思う。


外からみていると、

日本は、顔がはっきり見えない。

いいことも、悪いことも、何も言わない国だ。


それにしても


スナック首相の議会解散、総選挙に

来訪が重なってしまうとは


日本の外交情報分析レベルの 低さを

露呈してしまったようなもの。


冷笑されているのは 日本の政治レベルの低さだ。


こんな時に 

来訪をセットされてしまった陛下夫妻は 

バツの悪い思いをしているに違いない。


気の毒としか言いようがない。





















なぜ王室がこんなに多忙な時にわざわざ?
延期