昨日、出かけたイベントには、
クラスメイトの アナも 一緒だった。

いろんな人に出会って、自己紹介をする。
白人の2人の友人たちは、

どちらのご出身? と、何度か聞かれていた。


2人とも、英語にアクセントがあるから

英国出身でないのが、すぐわかる。

アメリカ人の友人は、もちろん、
アメリカよ〜と 即答。

一方
イスラエル人の彼女は、
答えなかった。

一切
答えなかった。

重ねて聞く人もいたけど、


彼女は、絶対に
自分がイスラエルから来たとは
言わなかった。


ロンドンでは

反イスラエル

反ロシア

の反戦デモが ものすごい。


テレビでも 連日

イスラエル軍による犠牲者が 報道されている。


クラス1番 明るいアナも、この時ばかりは、

表情がこわばる。

横で見ていて、怖いくらい、顔が引きつっている。


彼女は、現在、ロンドンに、

イスラエル人の家族と、住んでいる。

イスラエル人のご主人の仕事で、

お子さんたちと一緒に、ロンドンに駐在中。


もうすぐビザが切れるけれど、

このままロンドンに残れるよう 

ビザを申請している。


こんなに 反イスラエルデモがあっても、

ロンドンは、良いらしい。


一方


私に どこから来たの?

と聞く人は、1人もいなかった。


移民が多い英国。

外見で判断して、出身を聞くと、

問題になるから、

うかつに聞けない時代。


外見で 判断がつかない人には、

聞いてもいい質問、ってことかなあ。


しかし、


アナには、聞いてはいけない質問だった。