数週間前、

英国好きの友人から、

英国に来たら、必ず買いたいクッキーの 

紹介ブログが送られてきた。

その日本語ブログによると、
英国スーパーのウェイトローズで、

扱っているけれど、
いつも売り切れで、
見つけたときには 

必ず買うようにしていると言う。


まじか。

私は聞いたこともない。


が、


私が聞いたことがない食べ物は 

たくさんある。


近所のウェイトローズへ行った時、見てみた。


な〜んだ。


売り切れには程遠い。


そもそも、コーナーが小さい。


この値段設定では売れないだろうから、

入荷も少ない。


商品棚の足元のほうにあるので、

あまり売れない商品のような扱い。


いつも売り切れ と言うよりは、

売れない商品だから、

入荷頻度が低いと、いうことだろう。


2週間買わずに 様子を見た。


売り切れる様子は全くないし、

売れている様子も全くない。

商品の並び方が変わっていない。


パッケージはかわいい。

箱も小さいので、

スーツケースに入れて持って帰るお土産に

ちょうど良さそう。

お値段も、お土産にするなら 

ハロッズ や フォートナムメイソン 

よりは安い。


原材料欄を見ると、多言語で書いてある。


なるほど、


この商品は、

国内需要と言うよりは、

輸出がターゲットのようです。


2週間後の今日、

買ってみました。


ロンドンガイドの勉強している身としては、

名物があるなら、

知っておかねばなりません。

な〜んてね。


この2週間 陳列棚は、

入荷もせず、売れもせず、

変化がない。


それでも、ウエイトローズで扱っているのは、

この商品がグレートテイスト選定に 

なっているからだろう。


グレートテイストというのは、

おいしいお菓子の目安になる 選定商品。


日本にも似たようなマークがある。

モンドセレクション と言ったっけ。


対象は、高級商品やブランド商品ではなくて、

スーパーの商品。


去年のクリスマスに、

グレートテイストマークの パネトーネを

買ってみた。


英国人は、おいしいと言うけれど、

私は 日本でも入手できる

普通のパネトーネの方が

おいしいと思った。


£3.75 (700 円)  

小さいビスケットが10枚入り。

ええっ〜 1枚70円?


この価格では、

地元の英国人は、まず買わない、


かといって

パーティーの手土産にするには、

あまりにも小さすぎる。


よっぽどおいしいのかなあ〜


2〜3種類があったけど、

ブログお勧めの レモンメルト 

を買ってみました。


一応 英国名物 ショートブレッド?


箱を開けると、

小さい薄いビスケットの ホワイトチョコ かけ


う〜ん

ショートブレッド特有の濃厚なお味が全くない。

めちゃくちゃ酸っぱい。


おいしい紅茶を入れて食べようと思ったのに、

拍子抜け。


転化糖液糖 使用。


良い材料しか使っていないビスケットは、

英国スーパーにいくらでもある。

おいしいビスケットもいくらでもある。


英国では、ショートニングは禁止されているし、

バターを使うのは、当たり前。

価格は、これの半額。


お勧めしないビスケットの、

ランキング2位にしている サイトもある。

私はこちらに1票。



ふと思い出した。

以前、都内で、

観光ボランティアをしたときの研修。


アジア人観光客だけが 

なぜか好んで買うチーズケーキが、

新宿駅構内にある。


日本人は誰も買って行かないが、

このチーズケーキは、

アジア人観光客が並んで、

すぐに売り切れになると言う。


価格も安くて、

帰国土産にぴったりなのが、その理由とか。


研修講師によると


現地の人には 思いもよらないものが 

観光客には受けるそうです。



日本に住んでいた時、

英国人の友人から 

英国土産を頼まれたことがある。


英国のどこのスーパーでも売っている 

マクビティの ジンジャーナッツビスケットを 

買ってきて欲しいと。


日本では手に入らないから。


それ以来、私も英国土産にしている。


変わった味だよと〜 と ひとこと添えて。


友人からは好評です。

価格は、£2 以下。

量は、こちらの2.5倍はある。


大半の英国人が知らないものが、

「英国の味」として、日本の英国展で売られたり


大半の日本人が知らないものが、

「日本の味」して買われたり


舞台裏に、仕掛け人がいるのは間違いないけれど、


それで大人気商品になっているのだから、

すごいなぁ。