既に 何年も前から導入されているので、今更ですが。


数日前バスに乗った時に、車椅子の方が乗車した。

目の前で見ていたので、改めて感動。


やっぱり、これは、すごいなぁ〜


英国の2階建てバス。
真ん中のドアに、車椅子用 (大型ベビーカーもオッケー) の昇降用 段差解消 タラップが格納されている。


運転手は、車いすの真ん前に、ドアが来るように停車する。

ドアが開く。
運転手は運転席に座ったまま、スイッチを入れると、タラップは自動的に降りてくる。
ウィーン ウィーン ウィーン ウィーン ウィーン

5回音がすると、完全にタラップは降りる。

その間 5秒。

バスの運転手は、席に座ったまま バスを降りることはない。


車椅子の男性は 付き添いなし。
電動車椅子で ヒューン 2〜3秒でバスに乗り込む。

車椅子は、ドアを上がってすぐのところに、滞在スペースがある。


運転手は、運転席に座ったまま、
スイッチ操作で、タラップは格納される。

ウィーン ウィーン ウィーン ウィーン ウィーン


ウイーン× 5 = 5秒


バス停車 → タラップが降りる 5秒 → 車椅子の男性が乗車する 3秒 → タラップが格納される 5秒 → バス発車

その間 13秒。


それ以外の時間は一切かからない。

運転手は席に座ったまま、スイッチを入れるだけなので、バスはすぐに出発できる。



日本のバスを見たことがある。

全て運転手の人力。


運転手は、バスのエンジンを止め、バスから降りる。

ドアの下にあるタラップを 人力で取り出し、人力で設置する。

車椅子をタラップの上に乗せて 人力で押し、バスに乗せる。

人力でタラップを、ドアの下にしまう。

バスに乗り込み、運転席に戻る。

エンジンをかけて再スタート。


見ているだけで、気の毒な作業。

暑い夏は特に。

乗客を待たせているので、手早くする努力をしているのがわかる。


なんてこった!

これが、かつては 技術大国と言われた国のバス?


運転手はもちろんハッピーじゃないし、

乗客もハッピーじゃない。

でも、1番ハッピーじゃないのは、車椅子の方、ご本人だろう。

ロンドンバスなら、誰にも気兼ねすることなく、自立してバスに乗り降りできる。


全自動昇降タラップ付きバス

どうして日本で実現しないのだろう?