サラ先生のアートレッスン、

今日のテーマは 「肌の色」
扱いづらいテーマを、さらりと持ってくる

サラ先生、さすが。


生徒を見回すと、私以外、全員 

いわゆる、白人種。

ここのレッスン、多民族都市ロンドンにしては、

ものすごく珍しい。

黒人も、インド人も、アラブ人も、中国人も、

全くいない。

ロンドン都心で、こんなところあった?


早速 「肌の色」づくりに取り組む。

水彩絵の具を使って、各自、自分の手を見て、

同じ色になるようスキンカラーを作る。

混ぜる絵の具の色と 配合は、

実験してみて、と先生はいう。


ちなみに、日本で問題になった「肌色」という色の絵の具は、海外にはありません。

肌の色はさまざまですからね。


私は 今思えば、この時 

自分は黄色 という先入観があったようだ。


パレットにおいた 自分の肌の色の 

絵の具の色は、


黄色、

レモン色

オレンジ色

黄土色、

茶色、

赤、


黄色系ばかり〜



パレットの上で、色々混ぜてみては、

自分の手の色と比べてみるけど、

全然近い色にならない。

なんでかな〜


サラ先生が すうーとやってきて、

白 を使いなさい、と言った。


へえ〜白?

と思ったけど、言われた通り、混ぜてみた。


すると、

なんということでしょう〜


あっという間に、自分の肌の色と同じになった!

びっくり〜


私の手の色は、

黄色オークル少量 + ローズ少量 + 白たくさん

だった〜


自分の肌の色を作るって おもしろい!

ファンデーションみたい。


肌の色の作り方を試した後は

いよいよ 今日の課題。


1センチ四方に切った紙の 小片が 

たくさんあるトレイから、1つ選ぶ。

裏返すと、人の写真の一部っぽい。

これを、10センチ四方の紙に拡大して描く。


私がひいたのは、緑色の何かの部分。

緑?

サラ先生、人じゃないよ〜


先生は、別になんでもいいのよ〜という。

そうなのか。


緑も 肌の色の時みたいに、混ぜてやってみた。

さっきと同様にやると、同じ色になる。

これ、おもしろい〜





次回は 全員の分を持ち寄って 

何かのアートをつくる企画らしい。




楽しみだな〜