バッキンガム宮殿に
ご主人と2人のお子さん 家族4人で
住んでいるジェノアさん。


初対面と言うのに、

2人の馴れ初めまで聞いてみた。


国王のコーチマン(御者) と結婚したの?


と聞いたら、笑って、

 結婚した時は、コーチマン じゃなかったのよ。


ジェノアさんは、イギリス領 南米

ホンジュラス出身。

小柄で可愛らしい、若いママ。


当時、ご主人は、

王室勤めでは、なかった。


馬の専門家で、

オーストラリア、南米、アメリカ、カナダなど

世界中を飛び回っていたそう。


ホンジュラスにも、

馬の仕事でやってきた。

その時、スペイン語の通訳を務めたのが

ジェノアさん。


大西洋を超えて、彼女は英国にお嫁入り。


その後、ご主人は、

馬の第一人者という経歴を買われて

王室の馬の お世話役を拝命。


王室には、

ものすごい数の馬がいるそうで、

大変なお仕事らしい。

馬のいる施設も、また広大。


馬の世話は

バッキンガム宮殿だけではなく

ウィンザー城、

スコットランドでもある。


ご主人は、現在、第二御者のポジション。

第一御者になると、

もっと各地を飛びまわることになり、

お子さんとの時間を大切にしたいから

辞退しているそう。


毎週土曜日、一年間

彼女がクラスに来る間、

彼女のご主人は、2人の子供の面倒も見てくれる。


馬のお世話をする人は、

ものすごく優しそうだ。



今から、招待してね、と頼んでおけば

一年後には、バッキンガム宮殿に

遊びに行けるかなあ。