ロンドンから直行電車に乗ると、35分。


ウィンザー城は、ただいま

ユニオンジャックが上がっています。

ということは、

チャールズ国王がおいでです。


王室の旗が上がると、

国王不在のお知らせになります。


城内は、撮影禁止のため、

一切写真が撮れないのが、とても残念。


入場できるのは、ステートルームという宮殿と、

セントジョージチャペルという、

王室専用のチャペル。


ステートルームは、

1992年に火災で消失した部分がありますが、

現在は修復工事が完全に終了。


ルーベンスを始め、歴代王室の肖像画、など

何百もの素晴らしい絵画が掲げられていました。


英王室の莫大な資産に圧倒されました。


ここだけではなくて、

バッキンガム宮殿もあるのですから

これはもう、見当もつかない資産です。


宮殿を見た後は、

セントジョージ  チャペルへ。

このチャペルは、王族が埋められる場所で、

1000年間の歴代君主が眠っています。


エリザベス2世とフィリップ殿下が一緒に眠っている、真新しい墓も、見ることができます。


新しすぎる墓というのは、見る人を、

悲しい気持ちにさせるものだと、知りました。


ここは、今まで私が見た中で、

最も大きくて立派な教会のように思います。



ふと思ったことが。

これだけの資産をチャールズ国王が、

1人で所有しているのに、

英国民はよく黙っていられるなぁ、と。


フランスのように共和制になったら、

英国王室のこれらのすべての遺産は

ルーブル美術館のようになるわけです。


それはそれで、寂しいかなあ。