ドッグウォーカーは、

英国ではれっきとした職業。


雇い主の家のカギを預かっている。


車でやって来て、

留守宅にはいり、

犬を連れ出して、車に乗せる。


一度に複数の留守宅を回って、

同じ車に複数の犬を乗せたら、

公園へ。


飼い主に代わって、

公園の散歩を90分ほどし、

また留守宅まで返しに行く。


お得意様が、同じ地域にたくさんいれば、

一度に複数の犬を連れていき

効率よく稼げる。


料金は、公園散歩一回、15ポンド前後。

週契約、月契約、でお得になる。


よく見かけるのは

一度に4匹連れているドッグウォーカー。


この場合、一回分の収入は

90分公園散歩+ 4匹の犬の送迎 

15ポンド × 4匹 = 60ポンド


1日に4回、違う犬を連れて公園に行けば、


日収 60ポンド × 4クール = 240ポンド



イギリス人に聞くと、

ドッグウォーカーは、なかなかの収入だよ、

と口を揃えて言う。



コーリーンさんは、

公園の入口近くに路駐する。


そこのパーキングメーターが

90分まで無料だからだ。

私みたいに、

適当に歩かせているわけではないのだ。



人気があって、

顧客を多くかかえる 

ドッグウォーカーなら、

計算上は、かなりの高収入になる。


まあ、実際は

フルで仕事が入るわけではない。


コーリーンさんは、

2匹しか連れてない時もみかけるし、


ヴィヴィアンさんは、いつも同じ4匹の犬なので、

安定収入ではあるけど

おそらく月契約などの割引料金。


ヴィヴィアンさん、

一度に5匹はちょっと無理なので

4匹まで、と決めているそう。


普通車なら4匹まで乗せられるわよ。

先日、普通車に5匹乗せてるドッグウォーカーを見たわ。

普通車なのよ、

5匹は、詰め込みすぎよ。


最近、5匹でやってたドッグウォーカーで、

1匹、死なせてしまう事件もあったのよ。


ドッグウォーカーは、

生き物が相手だけに、

気楽な商売ではなさそう。



ちなみに、私は、

ドッグウォーカーでなくて、

ドッグシッターです。