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またまたご無沙汰いたしておりました‥‥
私は元気にしておりますが、相変わらず少しばかりバタバタと慌しい日が続いておりました。
さて、今日は素敵なティーキャディをご紹介させていただこうと思います。
ティーキャディと言っても、アンティークや紅茶にご興味のない方はぴんと来られないかもしれませんね。
ティーキャディとは、紅茶の茶葉を保管するための缶になります。英語では
「 Tea caddy」
と書きますが、なぜ「缶」の英語である「can」や「tin」ではなく「caddy(キャディ)」なのか、という
ことですが、これは重さの単位である 「catty(キャティ)」 から来ているというふうに考えられています。
「catty(キャティ)」
とは中国の単位である
「斤 (ジン/ガン)」←これは日本の現在の斤(きん)とも単位が違うんです
を英語訳( 語源はマレー語の 「Kati」 から )にしたものになり、
英国では現在も使われている重さの単位の
「ポンド」
の3分の1にあたる、フランス語の
「avoirdupois(アヴォイドュポア)」
にあたります。‥‥
このあたりまでくるとお昼寝をしたくなったのではないでしょうか?もう少しご辛抱ください
そしてこの 「avoirdupois(アヴォイドュポア)」のもともとの書き方は、
「avoir du poids」
英語で言うと
「goods of weight」
つまり、物の重さのことを現す単位となります。
昔の英国では、物を計り売りする場合には、この 「avoirdupois(アヴォイドュポア)」が使われて
いたため(話は少し脱線してしまいましたが)フランス語まで入り込んでくるということになってしまいます。
ちなみにマレー語の 「Kati」 という重さを表す単位は現在でもアジア諸国で使っているところもあるそうです。
重さの単位がアジアから伝わってくるのと同時代に、中国から真っ白い素地に青い図柄が描かれた陶器の
「ショウガ入れ」
が西洋に入ってきて、これを真似て西洋でも同様の紅茶の茶葉入れを作りました。
そしてすぐに西洋流に変化していったものが、現在「ティーキャディ」と呼ばれるものになります。
当初は陶器で作られていたキャディですが(その頃はキャニスターと呼ばれていたようですが)、
それが西洋では様々な素材を使って作られるようになりました。
そんなこんなの変遷があって、ティーキャディと呼ばれるように至ったのですね。
長い能書きにおつきあいいただき、ありがとうございました‥‥
お待たせいたしました。
今日ご紹介いたしますのは、そんなティーキャディの中でも、
人気の高いシルバーのものをご紹介いたしましょう。
こちらはスターリングシルバー(純銀)製のティーキャディになります。
どの角度から見ても素敵です。
中はゴールドギルトで、豪華な仕上がりとなっております。
ふたのつまみ部分はバラになっており、エレガントなティータイムを演出できそうですね。
こちらのお品は、ご予約品で嫁ぎ先がもう決まっているのですが、同じようなお品をお探しすることも
できますので、ご興味のある方は info@eikokuantiques
までお気軽にどうぞ
ここのところ、スローペースな上にアンティーク記事が続いておりますが、これからもまだまだ
「今の」英国情報をお伝えしてまいりますよ。また、楽しみにしていてくださいね。
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