PC作業データのバックアップは、かつてはフロッピーディスク、次にCD-ROM、それからDVD-ROMが定番だった。未だに一つのコンテンツデータでは、DVD-ROMは役に立つ。
 ところが、少し前からノートPCではDVDの読み込みドライブがなくなっている。ふだん使いではDVDメディアを使わない。しかし未だに、たとえばビデオ撮影した動画データを見る場合に、「DVDにしてくれ」という人が後を絶たない。動画データは、YouTubeで標準のMP4になっているのに……。
 
 PC作業データのバックアップだが、ハードディスクが大容量になり、USB接続の外付けドライブが安く手に入るようになると、DVDに小まめにバックアップするのが面倒になり、外付けハードディスクを使うようになった。が、ハードディスクは故障する。これまで内蔵も外付けも、何台かが故障したので、これにバックアップするのはリスクがある。大容量のUSBメモリーも出回るようになったが、同時にSSDも大容量化してきた。
 私は、数台のWindowsPCのほぼすべてのストレージを、ハードディスクからSSDに換装した。中には、10年以上前のWindows XPマシンもある。

 さて、データのバックアップだが、YouTubeで、手軽にできる自動バックアップの方法がいくつか紹介されている。その中の「【データを守る】簡単に自動で繰り返しファイルバックアップする手順」(バソコン修理屋さんの豆知識。https://www.youtube.com/watch?v=bIcrRkYSxEE)が教えてくれている方法で、内蔵の6Tのハードディスクにバックアップ(Backup Ver.1.22:Freeware)を取る設定で行ってきた。
 が、内蔵は、万一のトラブルの場合、連鎖的に影響を受ける可能性があり、また、トラブって取り出して使う場合は、たぶんUSB接続での取り出しとなるだろう。ちょっと面倒だ。
 そこで今回は、2TのSSD(SATA)を購入し、外付けのバックアップストレージとした。接続は、タワーPCで空きとなっていたUSB-C端子接続とする。

 



【購入したもの】
 1)ストレージ:Netac SSD 2TB 内蔵 SATA3.0 7mm 3D Nand
 2)保護ケース:ORICO HDD ケース 2.5インチ USB 3.0-SATA 外付けハードディスク ケース 7mm/9.5mm SATA HDD SSD 対応 最大6TB
 3)変換ケーブルとアダプタ:NIMASO USB C 変換 アダプタ (Type C - USB 3.0 メス) 20CM OTG ケーブル タイプC 変換コネクター

 



 組み立ててPCに接続。スムーズに繋がった。何のトラブルも遅滞もなく、データの自動バックアップ環境が、リーズナブルな価格で整った。