私は昨年11月9日から、間欠的断食を開始した。きっかけは、出版前の出雲諭明さんの断食をすすめる書籍の原稿を読む機会があったからだ。その原稿には、断食をすると、体の健康にどれほどのメリットがあるか、その理由が論理的に書いてあったからだ。驚いたのは、いわゆる病気といわれるものの大半は、ひょっとすると、断食を実行するだけで、治るのではないかと思えてきたのである。断食で病気が治るとしたら、食べない分食費は浮くし、時間も余るし、医者にもいかず、薬ものまないので、いろいろと生活にゆとりができる。ただ空腹感をがまんするだけで、それほどいろいろてメリットがある。
 で、原稿を読んだその日から、出雲諭明さんの原稿にあった「16時間」間欠的断食をやってみることにした。
 16時間だけ空腹に耐え、あとの8時間はふつうに食べてよいことになっている。これは、イスラム教徒が年に一度30日間行うラマダンという断食方法に近いものである。
 やってみた。最初の3日目くらいまでは、さすがに断食時間の16時間中にハラが空いて困ったが、無糖のコーヒーや紅茶、お茶は飮める。糖を欠乏させることがポイントのようだ。もちろん水や白湯はもちろん問題ない。すぐに空腹に耐えられることができるようになった。人に断食を始めたことをう話したら、頭がくらくらして止めたという人の話しをたくさん聞いた。が、私はこの16時間断食で、頭がふらふらしたり、意識が散漫になったりしたことはない。その間に、ジムで2時間弱のトレーニングをして激しく汗を流しても、何の問題もなかった。それで、すでに3か月以上も16時間断食を続けている。
 実際には、18時間くらい開けることがほとんどだ。体重はわずかに減った。1~2キロくらいだろう。が、私はダイエットのために断食をしてはいない。原稿に書いてあった、オートファージや成長ホルモンの産生、自然治癒力や免疫力を発動させるためである。何と、断食という健康法は、お金がまったくかからない。ただで健康力をアップできるなんて、ケチな私にはうってつけ。
 ある人から、断食をやっているらしいが、やり方を教えてほしいというリクエストがあった。
 そこで、私が学んだ本(出雲 諭明著『できる断食~自然治癒力・免疫力があがる』知玄舎)を読みこんで、肝心な部分を自分なりにまとめて編集してみた。一部本書から引用した。以下、紹介する。本書はアマゾンで購入したものである。最後に販売サイトを紹介する。ただしくは、この本を購入して学んでほしい。

 



■断食(ファスティング)の方法

(以下は、出雲 諭明著『できる断食~自然治癒力・免疫力があがる』のポイントのみピックアップ)
 
◎長時間断食方式「48時間、72時間、5日間、7日間」など」

◎間欠的断食法「16時間空腹・8時間2食/18時間空腹・6時間2食/22時間空腹・2時間1食」

◎空腹12時間で分泌する若返りをもたらす成長ホルモンが産生

◎断食16時間となるラマダン30日間が、がん発症を抑制している可能性

◎空腹18時間で細胞の「オートファージ」スイッチがONになり、自然治癒力が発動

◎断食24時間でブドウ糖が涸渇すると、ケトン体が産生、脂肪燃焼できる体質に変身

◎断食24時間で、幹細胞とBDNFは、新しい脳細胞を造るために、脳機能の修復を開始

◎断食48時間で産生する幹細胞

◎断食で代謝がリセットされ、T細胞が増強し免疫力がアップ

◎断食の「空腹感」は糖新生反応を呼び起こすスイッチ


(出典:出雲 諭明著『できる断食~自然治癒力・免疫力があがる――一石六鳥のハッピー効果[健康・ビューティー・長生き・ゆとり・余金そして霊性開花]』知玄舎POD書籍、2022年12月初版、ISBN 978-4-910056-49-4)