宝物のシャツ ②
「12時30分発の特急にて、大阪へ講義に。『法華初心成仏抄』を終わる。自分の勉強不足を、つくづくと嫌う」(1955年5月21日の池田の日記)
「来阪の度に思う。関西の成長発展を」(同22日)。「(戸田)先生の、指導訓練、日増しに厳し。耐えるのに、精一杯の1日1日」(同31日)。
池田の20代後半は、関西の思い出が強烈な光を放っている。池田が逮捕・勾留された7月3日から7月17日の約2週間、その関西の地で、学会員の心は千々に乱れた。
「大阪大会」は、彼らの怒りと誓いの結晶だったといえよう。今号と次号では、池田の獄中闘争も含めた「大阪大会」前後の証言記録を追う。