いつまでも壮健のままで──。
コートを着て微笑む恩師の姿を
池田は写真に収め、親しい同志に贈った。
戸田城聖が亡くなる5ヶ月前のことである。
多忙な日常の合間を縫ってカメラを手にし
自身の真情を投影してきた池田。
その内面に迫ろうとした写真家との交流。
1枚の写真に秘められたドラマを追う。
2008年(平成20年)12月13日。秋満順子(福岡・小倉南県婦人部長)が自宅の電話をとったのは朝
7時過ぎだった。
「夫と長女の乗った車が交通事故に遭ったという知らせでした」。6時半頃、青信号でアクセルを踏んだ直
後、右から猛スピードの車に突っ込まれた。夫の広明が運転する軽自動車は15メートルほど飛ばされ
た。