「私の人生に、戸田城聖という、恩師がなかったとしたら、今日の私は、無にひとしい存在であったに違いない」(『人生の恩師』大和書房)
192カ国・地域に広がったSGI。その信望を一身に集める池田大作が、「恩師」と呼ぶ人物。戸田城聖ー創価学会第二代会長である。
小説『人間革命』は、第1巻の「はじめに」で明記されているように、弟子である池田が、恩師・戸田城聖の生涯を描いた伝記小説である。
1965年(昭和40年)の連載開始から、幾多の波風を乗り越え、28年の歳月を経て完結した池田の『人間革命』。その「師弟の物語」の影響は、日本国内の止まるものではなかった。
7章にわたって続けてきた「『人間革命』の奔流」篇。本章では、「人間革命」の思想を巡って生まれた、「人間」と「人間」の力強い交流の一篇を追う。