フィリピン出張が終わって、私は店長のアドバイス通り、お土産をうんと持って帰って来た。
木曜に帰国して、次の日出社。
夜だったからね、空港到着。
それで、まず受付の女の子二人にお土産。
「お疲れ様ですー。 いつもお世話になってます。 これお土産、よかったらお二人でどうぞー。」って、笑顔で(笑
この二人は、受付担当してて来客に応対する。
二人とも、若くて、普通に綺麗。
綺麗だけどね、なんか違う。 只単に綺麗ってだけ。
来客が外国人だと、私も社長と同席するときあるの、VIPルームでプレゼンとかするし。
その時、この受付の子二人がコーヒーとか、ちょっとしたおつまみを、お客さんにはもちろん、こちら側の出席者にも出すんだけど、私にだけくれないの。
すっごいみじめだよ。 みんなそれぞれ目の前にコーヒーと、おつまみ、おしぼり持ってこられてさ、私のとこだけ素通りされると。
ほんっとに、この子たちは性格が悪いなって思ってた。
それでも、じっと我慢してた、私。
笑顔でおみやげ渡したら、ちょっととまどったような表情で、下向いた。
ぎこちなくお礼を言ってくれたけど、どう思ってるのかわかんない。
その後、総務の林さん。
航空券の手配、ホテルの手配を担当してくれている人。
30代半ばかな。 独身かな。 会話ないからわかんない。
今回だけじゃないんだよ、航空券お願いしたの。
いっつも無視。 だまって返事もしてくれない。
で、結果は、いっつも無言メール。(メッセージもなにもなくて、添付書類だけ)
めっちゃ感じ悪い。
でも、勇気を振り絞って言ったよ。
「ただいま、戻りましたー。 航空券の手配、ありがとうございましたー。 これお土産ですー。」って。
びっくりしたような表情だったよ。
「あ、どうもありがとうございます。」って私の目も見ずに言ったけど、まあいいや。 無視されなかったし―。
こんなことするの、なんかへつらってるみたいで、嫌だったけど、店長の言う通り、笑顔で言ったもん!
その後は、総務全員でシェアできるよう、いっぱいのお菓子を総務課の課長に渡して、みなさんで分けてくださーいって。 もちろんみんなに聞こえるように見えるように(笑
おみやげはねー。
なんかねー ポルボロンっていうお菓子と、ドライマンゴー。
ドライマンゴはねー 7Dっていうメーカーじゃないとダメって言って、フィリピンのマネージャーさん達が最終日に、いーっぱいくれたの!
ポルボロンってお菓子は、名物だからお土産にもいいよって、教えてもらって、空港で買ったのー。
さーて、店長の言う通り、笑顔であいさつして、おみやげも渡したから、あとは気にしないでおこう。 一回や二回で変わんないよねーって思って、自分のデスクに戻った。
その日、社長は品質管理の人と一緒に本社に報告に行った。
私は、いつもどうりの業務。
お昼は相変わらず、むっつりと一人で食べてたら、柳葉さん登場。
「おかえりなさい。 フィリピンは暑かったでしょう。」って、当たり前のように私の向かいに座った。
ああ、この人にお土産持って来てないやって、ちょっと罪悪感。
フィリピンのこと色々聞かれた。
こないだ、私が帰る時にばったり駅で会って、お茶誘われて断ってから、彼は何も言ってこないの。 なんだろ、この人。
結婚してるのかな、柳葉さん。 してるよねー。 40代半ばだもん。
とか思いながら、彼の聞いてくる質問に答えて、当たり障りのない話をして、彼はいつものように去っていった。
なんなの? よくわかんないー。
(社長、話がうまくまとまると良いなー)って思いながら、午後も仕事してたら、4時近くになってミキさんからライン入った。
「エイコさん、会社潰れないよ。 もう安心していいからね。」って!
私、すっごく嬉しくて、声出しそうになったけど、なんとか堪えて、一人でトイレに行って、泣いた。
ブログには書けない、いろいろな事があって、そういったすべての事が報われてよかったーって。
そしたらすぐに社長から電話。
「エイコさんにはずいぶん心配をかけてしまったが、今、無事に終わって帰るところです。 何か緊急の案件は入っていませんか?」って。
「それはよかったです。 いえ、何もありません。 」
なんとか泣いてること悟られないように、私。
社長の声聞いて、何故かまた泣けて来て、ちょっとの間、電話切って、またトイレで泣いてたの。
そんだけー
定時で帰ったー。
またねー