2013年2月16日土曜日、たまたま仕事が休みだった私は、
休みに部屋でゴロゴロしていることが滅多にない習慣ということも手伝って、
私が住む茨城県から千葉県まで足を伸ばして、
中国武術の名門と名高い通背拳(つうはいけん) の教室に体験入門に行きました。
これは簡単な動機で、私が習っている形意拳(けいいけん) の師範代に、
「これが通背拳の目つぶしだ!!!」と、通背拳の基本技を教えてもらい、
同時に、40代の私と50代の師範代の方が、
うららかな日曜日の昼下がりから、目に水泳用のゴーグルをつけ、
目つぶしの練習をし合うという
「通背は目つぶしから入る!!!」と、50代の師範代は嬉しそうでした。エヘッ!と笑いました。
おいおい、極道かよ・・・?オカシイんじゃねぇか?、と思いつつ、
目つぶしから入るなんて、なんて私好みなのかしら?という深い印象が残りました。
空手でも目つぶしがありますが、申し訳ないけど、「使えない技」だと思います。
通背拳の目つぶし技は、顔をそらして逃げても、執拗に追ってきて、これは当たる確率が高い・・・・・
通背拳かぁ・・・・・
その時から私の脳裏に、この拳法の存在が刻まれたのでした。
そして種は巻かれ、機が熟しました。
本日、通背拳を体験入門に行きました。
私が住む茨城県鹿嶋市から千葉県の中心まで、車で1時間30分。
先生は60代で、背が低い穏やかな老紳士。
なんとまぁ・・・・合気道の開祖・植芝盛平 の「私が最後の弟子です」だと言われます。
もしそれが本当なら、それだけでもスゴイ・・・・ヽ〔゚Д゚〕丿
どういう事情かは知らないですが、この先生は、通背拳だけではなく、
合気道もなさり、居合道も8段とか・・・・・
さて、稽古が始まりました。
最初に教えていただいたのは、ポール牧の指パッチンに似た動きです。
(そうか・・・・やっと時代がポール牧に追いついてきたか・・・)と私が考えようはずはありません。
聞くと、五行掌という技の1つで、目つぶしらしいです。
そのあと、先生は、「栄堅さんは下がって見ててください」と言われ
(おそらく私がよほど虚弱な、身体が細い中年のおっさんに見えたからでしょうが)笑
先の指パッチンで相手の顔をはたき、相手の前腕をつかみ、スネに蹴りを入れ、
そのまま、相手の肩甲骨あたりを殴りつつ、同時に足を引っ掛けて、相手を投げて転がす技の練習を
生徒にやらせました。
ありがちな技といえばそれまでですが、実に理にかなった一連の攻防です。
ちなみに、芦原空手でもこうした技はあるようです。
私には面白かったのが、生徒さん同士の稽古しながらのやり取りが、武道マニアックすぎて、
ニヤニヤして聞いてました。
ただ受身が取れない方がおられて、ベタっ!って感じで転んでました。
体験入門だけでしたが、大変面白く、参考になりました。
当然、通りすがりにチラ見しただけでは、武術の本質が分かる訳はありません。
しかし、面白かったです。
私は住んでいるところと距離が遠すぎて、通背拳を習うことはないでしょうが(現実的に無理ですね)
「通背は神拳である」と言われる由縁を、見せていただいた気がします。
マニアックな私の興味と、マニアックな武術が、
出会い、体験した時間でした。
その後、帰りに千葉県が都会すぎて、田舎者の私には道が複雑すぎて、
かなり道に迷ったことを付言しておきます・・・・
やっぱり都会は疲れるわぁ~