食後、気分転換に読み始めたら仕事もせずに読了。
湊かなえ【望郷】 文藝春秋社 2013年1月30日刊 1470円
6編の短編。それぞれが濃縮された物語で、長編小説としても耐えうると思う。
全編、故郷に良い思い出は描かれてません。
僕は、生まれて此の方(大学4年間と1年半の東京勤め以外)小諸に住み続け
遠くから故郷を思う感情はよくわからない。
この小説とは無関係に、
何年も離れていることがあって、感傷的になっていることがあったとき、
唱歌(ふるさと)がどこからとも聞こえてくれば、涙が溢れるてとまらないんじゃないかな。
父と母が眠る高峰霊園。この風景は結構好き。
彼岸・彼岸明け・母の7回忌と、この1と月の間に行ってきました。
前にブログに、父親が夢に出てきた話を書いた翌日、
刃物を持った人に追われ、逃げながら携帯で警察呼ぼうとしたら、
画面に母親のフルネームが表示されていて、目が覚めてからビックリ。
そのまた翌日、小学校4年生まで散髪していた床屋のおじさんが夢に。
約50年も前に散髪してもらって以来一度も顔を見ずにきていたのに、
店も当時そのままの風景で顔もしっかり見えてました。
「ながちゃん、すぐできるからやっていきな」と声かけられた。
なんかあちらの世界に呼ばれているみたいで、お墓に向かって
お願い。
「もうちょっと、こっちにいさせて下さい」