Chapter 10 冒険 | 英語を感覚で身に付けよう!基礎の英語・英会話

英語を感覚で身に付けよう!基礎の英語・英会話

日本で英語を学んでも、聞き取れない! 話せない! どうやったら英語を使いこなせるようになるの? 英語を英語の感覚で理解したい!
そんな方のために、お送りします!
海外へ出て、外国人と堂々とやりあえる、そんな日本人が一人でも増えますように。


みなさんこんにちは。

8章以降はざくざくやってきていますが、それ以前の章はかなり細~かく見てきていて、これがいや実に自分の実になったな~と実感しています。ルイス・キャロルが、このアリスの不思議な世界が、もうなんというか体に入り込んでしまったというか。まあまだ謎は多いですけど (^^;)。
その影響にびっくりしてます。

写経とか模写とか、こういうことがあるからその目的でやるんだろうなあと分かった感じがします。

でも写経は書き写しているだけではどうなんでしょう。やったことないから何とも言えないけど。分析した方が効果がある気がする。



さて前回は、ホワイティング(きす)はブーツとシューズをやる、とグリフォンが言ったところでした。


Alice's Adventures in Wonderland
by Lewis Carroll
Chapter 10
The Lobster Quadrille



お前の靴はなんでそんなにぴかぴかなんだ?と聞かれアリスは

Alice looked down at them, and considered a little before she gave her answer. `They're done with blacking, I believe.'

blacking (靴磨きの黒いやつですね)でやるからだと答えます。

なんか見えてきました。。

`Boots and shoes under the sea,' the Gryphon went on in a deep voice, `are done with a whiting. Now you know.'

海の中では、whiting というものでやるんだ、と。

`And what are they made of?' Alice asked in a tone of great curiosity.

それは何でできているのとアリスが聞くと、

`Soles and eels, of course,' the Gryphon replied rather impatiently: `any shrimp could have told you that.'

Soles and eels でできていると。

これもかけてありますね。

Sole(ひらめ) => 靴底の sole

eels(うなぎ) => heels 靴のヒール(かかとの部分)

any shrimp could have told you that

どんなエビだってそのことを教えてあげられた。(でも教えてないんだな、ということ)

って、なんでエビ?(こういうのが謎)

どんな小さなものでもそんなこと知っているのにお前は知らないのか、ってことかも。

(まさか Shoeshiner靴磨きの人とかけてる?んじゃないよね。。)


`If I'd been the whiting,' said Alice, whose thoughts were still running on the song, `I'd have said to the porpoise, "Keep back, please: we don't want you with us!"'

If I'd been the whiting 過去の仮定ですね。

'd は had ですよ。

過去に起こったことで、もう帰ることのできないことを言うときに過去の仮定で言います。

「もし私がそのきすだったとしたら――」

歌の中で、きすはカタツムリに早く行ってくれ、うしろのネズミイルカが尾をふむんだ、と言ってましたよね。

「ネズミイルカに言うわ、『下がっててよ、いっしょにいて欲しくないわ』って」


`They were obliged to have him with them,' the Mock Turtle said: `no wise fish would go anywhere without a porpoise.'

be obliged to--- を余儀なくされる

そうしなきゃいけないということですね。

賢い魚はネズミイルカなしではどこにも行かないのだそうで。。


`Wouldn't it really?' said Alice in a tone of great surprise.

疑うアリス。

`Of course not,' said the Mock Turtle:

もちろん、とモックタートル。


日本語と違う英語のやり取りですね。

It wouldn't go ... 英:行かないんだ 日:行かないんだ


Wouldn't it?  英:行かないの?  日:そうなの?


No.      英:行かない。    日:そうだ


`why, if a fish came to me, and told me he was going a journey, I should say "With what porpoise?"'

モックタートルは、もし魚が私のところへきて、旅へ出るんだといったら、私はこういうだろう

With what porpoise

なるほど。。。これでなんで porpoise (ネズミイルカ)なんていうのをわざわざ持ってきてたかが判明しました。


`Don't you mean "purpose"?' said Alice.

purpose(目的)じゃないの?(porpoise じゃなくて)とアリス。


`I mean what I say,' the Mock Turtle replied in an offended tone.

アリスに指摘されてちょっとムカッと来たモックタートルが、I mean what I say つまり自分は言うことは間違わないと。

And the Gryphon added `Come, let's hear some of your adventures.'

そしてグリフォンが、じゃあ今度はお前さんの冒険話を聞こうじゃないかと。


`I could tell you my adventures--beginning from this morning,' said Alice a little timidly: `but it's no use going back to yesterday, because I was a different person then.'

今朝からのことは話せるわ、と。あれ、まだ物語の中では一日も経ってないんでしたね。

でも昨日までさかのぼるのは意味がないと。

なぜならば昨日は違う人だったから、と。


そう、そうなのよね~!

冒険をした後、人はその経験をする前と後では、もう違うんですよね。

その前には戻れない。そんなことたまたま夕べ思ったところでした。

Hobbit の映画観て。

3本目の最後まで見て、また1本目の最初の出だしのところを観て。その冒険の中で起こったこと、知ったこと、経験したこと・・・。経験をする前とした後では、生きている世界がもうまったく別のものになっているんですよね。

そんでまた The Hobbit 何回も観た後で、The Lord of the Rings を観返すと(もう何度も観てるけど)、また感慨がひとしおなんですよね~。あれは The Hobbit の物語の後の出来事ですからね。

また観たくなっちゃった。

The Hobbit は、 The Lord of the Rings の、60年前の出来事という設定ですね。

映画は、The Lord of the Rings の約10年後に The Hobbit を作ったわけで。 The Hobbit の方が役者たちは60年若い設定なんだけど、実際は10年以上年取ってる人たちなわけで。しかし・・・

Elijah Wood(10代 ---> 30代) ちっとも変ってない!( ̄□ ̄;)

Hugo Weaving 若返ってる!∑( ̄Д ̄;) (CG? 演技も若い演技してる。)

Cate Blanchett とか Ian McKellen とか、他の人も変わってない! ( ̄□ ̄;)!! と思ったのだけど・・・、


Orlando Bloom  かなりおっさんになっている!! (20代半ば ---> 30代半ば)


まあ仕方ないですけどね~。これが当たり前か。他の人たちがすごいんですよね。。


さて続き。


`Explain all that,' said the Mock Turtle.
`No, no! The adventures first,' said the Gryphon in an impatient tone: `explanations take such a dreadful time.'


「その理由をぜんぶ説明してください」とモックタートル。

「いやいや!冒険が先だ!」とグリフォン。「説明ってのは恐ろしく時間がかかるからな!」




それでは今回はここまでです!




最後までお読みいただきありがとうございました。

このブログが少しでも皆様の英語学習のお役に立てたら嬉しいです。

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