今回は私がたまたま出会ったメールマガジンの不思議に触れてみたいと思います。
インターネット上にはいろいろな商材があります。
化粧品や書籍、健康食品にクレジットカードなど物販と呼ばれるもの。
英会話教材やアフィリエイト等の教材、所謂情報教材と言われるもの。
どちらもブログなどで情報を発信し、メールマガジンなどで講座を開いたりされています。
例えば化粧品であれば「14日間チャレンジ!驚きの美肌へ!」なんて言うメルマガ講座です。
情報系であれば「2週間の講座を無料で受けていただけます。」などです。
そしてメールアドレスを登録するとメールマガジンが決まった時間に届くようになります。
私も昔何度か英会話関係やアフィリエイト講座(無料)を受けたことがあります。
(私が受けた)どの講座も初めはまともなんです。若干メンタル面に偏ってはいますが・・・。
しかし不思議なことに(私が受けた)どの講座も途中から
「〇日後に大規模な値下げと大規模なメンバーの募集を行います。この機会を逃すと
次はいつ募集できるかわかりません。サポート人数も限りがあります。ぜひこの機会に
ご入会を!」
となります。本当に判で押したかのように同じ文言なんです。
そしてそのXdayが近付くにつれ講座内容はそっちのけで募集に全力投球してきます。
「大変な反響をいただいており、すべての質問にお答えするためにスタッフ全員徹夜での
対応を行っております。」と、何の自慢なんだろう?というメールになる始末。
そしてXday当日、歓喜の表情を浮かべ(ているかどうかはわかりませんが)「○○様
大変な反響をいただいており、締め切り時間まで募集枠が確保できる保証が出来ません。」
と報・連・相の押し売りが始まります。
そして何故か締め切り時間を過ぎたのに「追加枠決定」と頼んでもいない寛大な措置を
講じてくれます。そこでも無反応でいると「簡易版のメンバーを募集!」という
廉価版を売り付けに来ます。
大体はいつもこんな流れです。
流れとしては
メルマガ申し込み→しばらく講座が本当にある→何故かこのタイミングで〇期生を募集
→締め切り となっています。私の申し込んだメルマガはそうでした。
おかしいと思いませんか?
どうして私が申し込んでしばらくすると全世界に向けて募集が始まるのでしょうか。
ジャンルを問わずそうなるのは何故でしょうか。
調べてみれば簡単な事です。メールマガジンというのはいかにも一通一通書いたような
雰囲気ではありますが(名前を文章の各所で呼んでくれたりするアレです)
もちろん自動送信されているものがあるのは周知の事実です。
いつメールマガジンを申し込もうが、何通目で募集がかかるかはすでに決まっているのです。
そんなことは冷静に考えれば直ぐに気付きそうですよね。
そんな事で本当に申し込む人っているのかという疑問が浮かび上がってきます。
しかし、メルマガ読者が100人いれば5人くらいは自動送信だと気付かない人が出てくるんです。
そうなるようにいろんな仕掛けが施されています。
例えばメルマガ各号の最後に質問があり、その回答を送信すると返事が来るというもの。
いかにも自分とリアルタイムで繋がっているかのような気がしてきます。
実際に繋がってはいるのでしょう。
そんな人からすれば「なんていいタイミングで私はメルマガを申し込んだんだろう。」
「大反響なんだ!だったら慌てて申し込まないと」「限られた一握りの人間になれてラッキー!」
となるんです。
しかし募集云々はリアルタイムではないのです。そこが巧妙なんです。
そして仮に登録者が1000人いれば50人が20万円程の会費を払うのです。大体はコンサル料として。
それで1000万円の売り上げです。
最近はLINEを利用したものも多いですね。
もちろんすべてのメルマガがそうではありません。
一斉送信ではありますが、書かれてすぐに送信されるものもありますし
良心に溢れた、この人は本当に善意のみでメールマガジンを発行されているんだなぁと思う
メルマガも少なくありません。
ただ、私が出会ったメルマガはたまたまそうだったのかもしれません。
信じるも信じないも、あなた次第です。