Feel English ①:逃げ出したいときの get out
🔖 ドラマの内容
Emily and Paul came to an exhibition at a famous gallery, but...
エミリーとポールは有名なギャラリーの展示会にやって来たのですが…
Paul:Wow. This exhibition is really crowded.
➡:わぁ。この展示会、めっちゃ混んでるね。
Emily:And the people here aren’t very nice.
➡:それに、ここの人たちはあまり感じよくないね。
Paul:Yeah. They dress nice, but they’re all kind of…
➡:だよね。着飾ってはいるけど、みんなちょっと…
Emily:Rude?
➡:感じが悪い?
Paul:Exactly.
➡:そうそう。
Emily:Come on. Let’s get out of here.
➡:ねぇ。もう出ようよ。
Paul:Good idea. Let’s go back to your gallery with no people in it.
➡:いいね。誰もいないエミリーのギャラリーに戻ろうか。
Emily:Hey!
➡:ちょっと!
Paul:Sorry!
➡:ごめんごめん!
📝【 ①:逃げ出したいときの get out】
Let’s get out of here.:もう出よう。
get out は「出る」という意味なので Let’s get out of here.で「もう出よう」とか「ここから出よう」という意味になります。その場所に嫌気がさしたり、飽きてしまったときや、早く次の場所に行かなければいけないときなど、そういった時に使うことができます。
✅ 英会話フィーリングリッシュ フレーズを使ってみよう
A:How is your relationship going?
B:Not good. I need to get out of this situation.
A:I'm sorry to hear that you're struggling.
B:How I can get out of this job.
A:This show is boring.
B:Do you want to get out of here?
Feel English ②:「閉じこもってちゃだめ」と言いたいときの get out
🔖 ドラマの内容
Thelma is helping her boss Maya with a project.
テルマは上司のマヤのプロジェクトを手伝っています。
Maya:Thanks for your help, Thelma.
➡:手伝ってくれてありがとう、テルマ。
Thelma:No problem! It’s literally my job.
➡:いえいえ!実際、私の仕事ですから。
Maya:Right.
➡:ええ。
Thelma:Tired?
➡:お疲れですか?
Maya:Tired, stressed… totally exhausted.
➡:疲れるそ、ストレス溜まるし… 疲労困憊。
Thelma:You probably need to get out more.
➡:もっと外に出た方がいいですよ。
Maya:Get out? How?
➡:外にでる?どうやって?
Thelma:Honestly, the best way to blow off steam is… karaoke!
➡:正直なところ、ストレス解消に一番いいのは… カラオケです!
Maya:Like, singing? Oh, no. Definitely not.
➡:歌うってこと?嫌よ。絶対嫌だわ。
Thelma:Okay…
➡:ですよね…
📝【②:「閉じこもってちゃだめ」と言いたいときの get out】
You probably need to get out more.:閉じこもってないで出かけなくちゃ。
probably need は「~する必要があるだろう」とか「おそらく~する必要がある」という意味になります。ここでの get out は「出る=外出する・遊びに出る」という使い方なので You probably need to get out more.「もっと遊びに出る必要がある」ということです。
✅ 英会話フィーリングリッシュ フレーズを使ってみよう
A:My mom called me a couch potato yesterday.
B:She's right. You need to get out more.
A:How can we make things more interesting.
B:We should get out more often.
A:What do you want to do definitely this year.
B:I want to get out more.
🔻🔻 英会話フィーリングリッシュ ポイント🔻🔻
動詞の get は「得る」副詞の out は「外へ」 get out になると「外に出て行く・逃げる」といった意味になります。この get out のようなフレーズは[句動詞]と呼ばれています。この get out は「その場所から出る」ようなニュアンスだけでなく、シチュエーションや状況によって「乗り物から降りる」とか「衣類などを脱ぐ」など、色々な使い方をすることが出来ます。
例えばドラマや映画などでGet out of here! 「こここから出ていけ!」というフレーズを聞いたことがあるかと思いますが、これにはもう一つ、相手が驚くようなことを言ったときに「えぅ嘘でしょ?」とか「おいおいマジかよ!?」のようなニュアンスで使うこともできます。
似たような表現に get away もありますが二つの違いは下記のようになります。
get out:物理的にその場所から逃げる
→ 絶対にその場所から出なくてはならない
get away:その状況や問題から逃げる
→ その場所に居てもいいが、人や物などの対象からは離れなくてはならない
📘【MORE EXAMPLE 】
旅行シーズンの最盛期、あなたは友達は大混雑の駅の中にいます。
A:Wow, It's so cloud!
➡:わお、めっちゃ混んでる!
B:Let's get out of here.
➡:ここはもう出よう。
A:Good idea. We can get a taxi.
➡:だね。タクシー捕まえよう。
仕事ばかりで大変なあなたと同僚の会話です。
A:I want to do something fun.
➡:何か楽しいことがしたい。
B:Maybe we should get out more.
➡:もっと外に出たほうがいいんじゃないかな。
A:Good idea. Let's go on a trip.
➡:いいね。旅行しようよ。
🔊 発音ジム 🎵
get out:[get out]は「ゲラァウ(ト)」 のように「ラァウ」の箇所に意識をもって発音します。
🔷🔹 英会話フィーリングリッシュ フレーズ備忘録 🔹🔷
rude:無作法/失礼
relationship:(人と人、物と物などの)関係/結びつき
I'm sorry to hear that:残念だったね/お気の毒でしたね
struggling:必死に頑張る/奮闘する/あえぐ/もがく/経営難
boring:(人やモノが)退屈にさせる
人やモノが「つまらない」と説明するときに使います。 This movie is boring.で「この映画が周りを退屈にさせる」つまり「この映画はつまらない」という言い回しになります。
また bored は「退屈した/つまらない/うんざりした」という意味で「私が(人やモノに)退屈にさせられている」=「私はつまらない」と自分がつまらないと感じたり、退屈と感じたことを言うときに使える言い回しで I am bored.「私は、退屈している。」のような使い方になります。逆に I am boring.と言ってしまうと「私は(相手を)退屈にさせる」となるので「私はつまらない人間だ」となるので注意が必要です。
literally:文字どおりに/本当に/誇張なしに
totally exhausted:すっかり疲れ果てている/疲労困憊している
blow off steam:ストレスを発散する/息抜きする
直訳すると「蒸気を吹く」ということです。溜まった蒸気を一気に噴き出す蒸気機関車のようにストレスを発散するイメージです。
英会話フィーリングリッシュ
講師:投野由紀夫
出演:青山テルマ/西洸人