真詩(息子)に大きな雷を落としてしまった。
食事の味に文句をつけて食べなかった。
好物のはずのハンバーグを作ってやったのに。
ソースの味が気に入らなかったらしい。
食べないのなら自分で片付けろと言ったら、ハンバーグがのったまま、皿を流し台に放ってしまった。
なかなかいい度胸じゃん息子。
何発かひっぱだいた後、外に追い出した。
近所に響き渡る真詩の叫び声。『いやだ~~~入れてよ~~~!!ばば(まま)~~』
これがでかい声なんだ(誰に似たんだか)。
暫く外で話し合いをして家に入れたが、私のはらわたはゴンゴンに煮えていた。
しつけとかそんなきれいごとではなく、ただむかついた。
食べ物を粗末にするのが一番許せないし、私の子育てのベースには、物を大切に(特に食べ物)、挨拶、お礼が言える人間になる、弱い人の力になる、の3つがある。
その3つを守れない時は、半端では済まされない。
自分から悪かったと気がついて、ごめんねを聞くまでは許さない。
『ごめんえっぇっぇ....』 待っていた言葉が出た。
あまり長い時間叱るのは辛いからほっとした。
きつく叱った手前、ニコニコと話ができないまま夕方になってしまった。
散歩に出たら、1階の八百屋のおじさんが、『なんかでかい声が聞こえたぞ~(笑)』だって。
そうとうでかい声だったもの、やっぱり聞こえたのね。
雷を落としたいきさつを話したら、『叱れない親がほとんどで弱い子供が増えている。締める所は締めた方が良い』と励ましてくれた。
そう、親の気持ちに迷いがあるのは子供に良くない。
信念を見せなければと思う。
私がまだ妊娠中のころ、アイスクリーム屋さんでの出来事。
店の前にベンチがあり、そこでアイスを食べていたら、外人の家族が同じくベンチで食べ始めた。
5歳くらいと3歳くらいの姉妹と両親。
お姉ちゃんの方が、ママの注意を聞かず、アイスクリームがこぼれて服を汚した。
何度言っても口ごたえして同じことを繰り返す。
何分かのやり取りの中、ママはそうとう頭にきたらしく、まだ途中のアイスクリームを取り上げゴミ箱に捨ててしまった。
娘は大声で泣いたまま自転車の後ろに乗せられて、家族全員その場を去った。
なにも捨てることないじゃん!!と私は思った。
子供に対してきつく叱っているのを見るのは、気分の良いものではない。
時に、赤の他人から口出しされたり、冷たい目で見られたり、辛い立場になる。
私もかつては、ぎゃ~ぎゃ~叱るのだけはやめようと思っていた。
なのに今となっては、あのアイスクリームを投げ捨てたママの気持ちが解ってしまう。
愛しているからこそ、腹が立つ?
子育ての現実は、みっともないことの連続だ。
1年後は真詩は5歳。
ますます悪ガキになるだろうな。
家でも他人の前でも、同じように叱らなければいけない時が、今より増えるだろう。
私の顔が鬼に見えたら教えて欲しい。