5年ぶりに書きます……時の流れは残酷で。  | 書き手 吉崎エイジーニョのブログ

5年ぶりに書きます……時の流れは残酷で。 

 

5年ぶりにアメブロに書きます!  

この間、何をしていたかは追って書かせていただくとして。

 

自分自身、やっぱりすぐ下の記事が気になります。

 

今回は、5年前の最後に何を書いていたか。そして今、どうあるのかという点をつらつらと書きます。

 

当時は「ギラヴァンツ北九州がJ1リーグに行く資格があるのか」という話を書いています。

昇格資格であるJ1ライセンス取得ができなかった。スタジアムの問題のためです。その時のホームスタジアム本城陸上競技場の収容人員が1万202人だったことなどが原因でした。 

 

この後チームは2014年にJ2リーグでクラブ史上最高の5位となりました。J1昇格プレーオフ出場可能圏にまで進んだ。しかしライセンスが原因でこれに出場することが叶いました。 

 

では、5年後の今、どこで何をしているかというと…… チームは今、J3リーグにいます。

市立吹田サッカースタジアムにいます。メインスタンドのみが開放されたこの場所で、ギラヴァンツ北九州はガンバ大阪U-23と戦った。月曜日の夜、観客は800人台でした。 

 

しかもこの週末の他会場の試合結果で、来年もJ3リーグに留まることが決まった。 モチベーションが難しかったのか、最下位チームに2-2のドローを演じてしまいました。酷い状況です。

 

こんなに激しいアップダウンを経験するクラブも稀でしょう。2010年、J2に昇格した年には、シーズンわずか1勝というリーグワースト記録をつくった。もちろん最下位でしたが、当時はレギュレーションで降格が存在しませんでした。翌11年には三浦泰年監督の下、一気に16勝を挙げた。その後、柱谷監督の下でJ2中位から上位をうかがえるところまでチームはたどり着いた。6年前のここでの記事では「J1の話は早いんじゃない?」という主旨のことを書いていた。本気でそう思ってましたもん。 

 

ところが……2015年の7位から一気に2016年は22位にまで落ちた。最下位です。J3降格。今季はここまで11勝5分12敗と負け越し、一度も昇格レースに絡むことなくシーズンを終えることになりました。 

 

あの1点が決まっていれば。あの1点を防いでいたら。そういうことの繰り返しです。とくに昨シーズンは終了間際に失点を食らって、3試合ほど勝ち点3を逃した。一つでも止めていれば、残留できていたわけです。今季も序盤にアウェーで栃木SCと戦った際に、あと数センチ分、ボールを強く押し込んでおけば、勝てたというゲームがありました。 一つの失点、一つのシュートミス、あるは逆に得点や守備の好プレーが積み重なって、クラブの歴史ができていく。そういう現実に打ちひしがれているところです。

 

まさかの降格。まさかの昇格失敗。こういう「まさか」という状況を連続で経験してこそ感じることがあります。「まさか」という感情が許されるのはいっぺんくらいだということです。まさか、と感じるのは、自分たちはいいんだ、と思っている状況が、予想外に悪く転じるということです。自分にはそういうことが起きないだろうと。しかし、サッカーの場合はほとんど、そこに理由がある。悪いことがおきた事実は徹底的に受け止めなくてはなりません。力がないんだと。

 

降格した2016年のチームは、もともと2年前にカウンターで成功したチームがポゼッションを志向し、うまくいかなかった。シーズン途中で守備重視に戻したが、そうは簡単にいきません。一番よかった2014年に比べ、GKとCBが入れ替わっていました。良くなった時に、より上を目指すという発想は当然持つ。しかし考えるべきは「すでに良い点はもう完成したものではなく、そこの発展・メンテナンスを怠ってはならない」という点だったのです。 そうやって考える力もなかったわけです。結果、今季のチームは過去の良かったことも引き継げず、悪かったところも改善できなかったと感じます。やり直すんなら、「自分たちがどうあろうとしているのか」を徹底的に考え直すところからです。九州のチームなんだから、熱く戦うことは大前提中の大前提です。

 

J2優勝の湘南ベルマーレに続き、今季のJリーグで最も早く「結果」が出たクラブとなってしまいました。いくらいきがっても、自分たちはJ3の真ん中から下のクラブなわけです。本当に残酷な時の流れですが、せめてJリーグ有数のアップダウンを経験する立場から、なにかお伝えできましたら。

 

そんなわけで、アメブロ、頑張ります。