Most consecutive league games without a win
先週土曜日のショックから、少しずつ立ち直りつつあります。
時間が過ぎることでしか癒えないショックとは……愛するチーム、ギラヴァンツ北九州がJリーグ再開初戦でガイナーレ鳥取に敗れたという事実!
今季J2に昇格してきたチームに対する完敗だった。それも、ホームで0-2で敗れた。
もう、リーグ戦での勝利を403日も待っています。
去年の3月21日、2010年Jリーグディヴィジョン2第3節東京ヴェルディ戦に1-0で勝って以来、リーグ戦での勝利がない。
403日。
57週間と3日。
1年1ヶ月と7日。
35試合連続未勝利。
必死に戦っている選手に対してのリスペクトは欠いてはならない。
三浦新監督が就任して公式戦はまだ2試合しか戦っていない。だから我慢が必要だと理解してるつもりなんだが……去年からの積もり積もった感情が、「鳥取戦で終わる」と信じていたから、開幕2戦ではやくも意気消沈気味です。チームはパスワークを軸に攻めようとしている点は伝わる。しかし鳥取戦のフルマッチ映像を見る限り、相手のプレスに苦しみ、ほとんど長所を発揮できずに終わった。
とにもかくにも、そんな「待ち時間」をどう過ごすべきかと思い立った。
あるいは、せめて自分たちの位置を知ろうという、ポジティブな思いから……とあるデータを調べてみました。
「世界のリーグ戦連続未勝利記録」
35試合、403日という「待ち時間」は世界的に見てどういうものなのか。
もしかしてギネスブックレベルでは? という思いもちらっとよぎり。
周囲の諸先輩方に調査方法を聞いた。「ギネスブック事務所に問い合わせる」は、時間がかかりそうだし、返答がない可能性がある。「データが正確なのは、イングランド、ドイツだからそこを中心に調べれば?」とのアドバイスもいただいた。
何はともあれ、まずはググってみました。
「Football records」と入力すると、とトップでWikiの「Football records in England」という英語のページがヒットする。
ここから、丹念にページを探っていくと……見つけました。"Most consecutive league games without a win" つまり「リーグ戦連続未勝利記録」。
結果は、こうでした。
-----------------------------------------------------------
Most consecutive league games without a win: 37, Derby County (Premier League/Championship, 22 September 2007 to 13 September 2008)
ダービー・カウンティ(http://www.dcfc.co.uk/
)が、2007年9月22日から2008年9月13日まで、37試合のリーグ戦連続未勝利記録を持っている。06-07年シーズンはプレミアリーグで戦い、降格。翌07-08年シーズンは2部相当のチャンピオンシップで記録を更新し続けたということ。
ダービーカウンティの公式HP。1972-73シーズンには、現在でいうチャンピオンズリーグで
ベスト4に進出した歴史のあるクラブ
358日。
51週間と1日。
11ヶ月22日。
37試合連続未勝利。
「試合数」でカウントすると、ギラヴァンツの記録はギネスブックものではない。だけど、日数では勝っている……"世界に肩を並べた"というべきか……
愛すべき故郷のクラブは記録は悔しいものだし、恥ずかしいものです。
しかし、個人的には別のポイントで危機感を感じている。
こういった状態にあるのに、全国レベルではほとんど話題として取り上げてもらえないことです。
不本意なかたちではありますが、記録とともに少しでもチームのことを知っていたただければ。
ギラヴァンツ北九州のゴールデンウィークの試合日程は次のとおりです。
第9節 対愛媛FC 4月30日(土) 16:00 ニンスタ
第10節 対ロアッソ熊本 5月4日(水・祝) 15:00 熊本
第11節 対水戸ホーリーホック 5月8日(日) 19:00本城
必ずや、勝利を挙げてほしい。切にそう願っています。
もしも叶わなかったら……イングランドに手紙(メール)を送ろう。ダービー・カウンティの公式HP、ファンサイトを通じて、手紙を送ってみようと考えている。
日本のギラヴァンツ北九州というクラブを愛する者として、ド下手英語で一筆したためる。
未勝利記録更新中の思い。記録がストップしたときの思いを聞き出す。
さらに、日本のディヴィジョン2で苦しむクラブにメッセージがもらえるのなら……
そんなことを考えています。
重ねて、いちファンとして勝ってほしいと願っている。そういう思いからの記事です。
そして、万が一勝てなかった場合には、せめて世界との交流を持とうではないかという
ポジティブな思いからです。ホントにつらい、403days。