ここ3週間の出来事<一気にまとめて> | 書き手 吉崎エイジーニョのブログ

ここ3週間の出来事<一気にまとめて>

またしても、久しぶりの更新となりました。
じつに、3週間ぶりいうところか?

かなりバタバタとしていたもので。

17日ぐらいから、韓国取材準備→国内取材→韓国取材→パネルディスカッションに参加→執筆(でかいの3本)
とキツキツののスケジュールを送っていました。

先日、ようやく余裕が生まれ、ひたすら休み、フットサルもやって
ようやく更新に取り掛かれているというところ。

忙しいからこそ、充実した、すばらしい日々でした。

写真とともに、一気に振り返ります。


★2月18日(金)

Number連載取材のために小平のFC東京練習場へ。
試合告知のポスターを見て、一瞬「おや」と思った。

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今年はリーグ戦で対戦の機会がある、ということです


その日の夜、ひとまず北九州に向かいました。
北九州→博多港→プサンという日程を組んでいたゆえ。
小平での取材がギリギリまで押し、21時30分発のスターフライヤー搭乗が
きわどい時間になった。

おかげで食事が採れず、結構しんどい思いをしました。
「羽田空港で何か買えばいい」と思っていたが、
この時間帯はすべての店がクローズ。北九州空港に着いても、コンビニしか開いておらず、
さらに到着後すぐに市内へ向かうバスに乗らねばならかった。

12時30ごろ、北九州のソウルフード「資さんうどん」にたどり着き、
きつねうどんをすすりながらワンセグで「URAKARA」を見た。
ようやく心の落ち着きを取り戻しました。


★2月19日(土)

朝イチの便で、博多港からプサンへ。
12時前に現地着。1時間移動して、ウルサンに泊まった。

週末は、久々に韓国でボールが蹴りたいと思っていたので、
グーグルで「ウルサン 早起きサッカー」と(ハングルで)検索。

即刻「ブクサン サッカー同好会」というチームの書き込みにヒットした。
なんでも「会員募集中」「連絡は主務まで」とあり、携帯番号が載っている。

続けて、即刻電話。「日本から取材に来てて、ウルサンに立ち寄っています。
明日、一緒にボールを蹴りたいんですが」。

電話先のチェ・ビョンムというオッサンは、すぐにOKをくれた。

来い、と。


★2月20日(日)

朝9時30分、市内のソンシン高校グラウンドに到着。
まずはピッチが人工芝だった点に驚き。

2月の「Number」で、大韓サッカー協会が「政府の支援により、全国のピッチの
人工芝化を進めている」と書いたけど、そのとおりの現実があった。


以下、写真でご紹介。


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いきなり、試合に出してもらいました。ボランチで。
一緒に組んだおっさんに「名前何ていうんですか?」と聞いたら、
「ヤーとか、そういう風に呼びつければいいんだ」と言われた。
いっぽう、今回は初の試みとして、自分の名前を「ヨ」と名乗ってみた。
ピッチ上では「ヨ」以下の「シザキエイジ(―ニョ)」は長いし、無意味だからね。
一番短いやつを、ポンと伝えてみた。
ドイツ時代の反省からです。ボルシア・リンデンタール・ホーエンリンドでは「エイジーニョ」
という名前がちょっとチームメイトを混乱させていたと思う。
ちなみにパク・チソンは「Ji」らしい。「Ji-Sung」の頭文字です




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攻めあがって、華麗にシュート! 最終的には、6-0で勝った試合で1点だけ決めました。
もっと、勝敗に直接関わるゴールを決めたかった






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そして、華麗に舞う。愛するKARAのスンヨンが暮らすこの国で……と思っていたら、
当のスンヨンはドラマの撮影で日本にいたらしい。
じゃあ、少女時代のユリ、見てくれ!!! 



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パスして、ハードワークして、またパスして。これを繰り返して、ボールを少しでも前に運ぶ。
どの国に行っても、やることは同じだ。
オレの根底には「ド根性・九州サッカー」があるから怖くはない。
ちなみに「ヨ」の作戦は大成功。
試合中、「ヨ、こっちだ」、「ヨ、今もう少し下がってくれ」などとかなり話しかけられた。
コミュニケーション大成功。名前を憶えてもらうと、全然違うね。
皆様も、海外でのプレー用に、超短いサッカーネームを準備しておくことをオススメします

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最後にみんなで「ファイティン」と。「ファイティン」って何? と思いながら、いつもガッツポーズをやる。
以前は納得が行かなかったが、最近テレビでKARAもやっていたので、受け入れることにした


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トレーニング後の楽・し・み。ご飯です。クッパのお店だった。
近隣のプサンがクッパで有名な影響か? 
ソウルではあんまりクッパ屋さんというのは見かけない気が。
左横が、電話でオレを受け入れてくれたチェさん。
ちなみに、右横でタバコを吸っているおっさんには、試合前に軽く説教されちゃいました。
(出会って最初の質問で)「何歳だ?」「36歳です」。(即刻)「結婚してんのか?」。「いえ」。「なんでだ」。「いや、あの『もう少し成功してから結婚』と考えていたところ、女子が去りました」「そりゃおまえがいかん。まずは
サインをしないと」。「はい」。
この手の会話は3億6800万回ほど経験しており、答えも準備済み。韓国では、年の次に結婚のことを
聞かれる。これ、かなりの確率での法則です


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たまんねー。クッパ、ご当地の味です



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たまんねー、その② マッコリ。ほぼ下戸なんだが、これは美味いと思った。
オレ自身にとっての「サッカー後に食すべき世界3大美味」は
①そば
②キムチチゲ
③ピッツァ・ハワイ
なんだが、マッコリは4位くらいに入れてもいいかな

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クッパ。魚がいいダシを出していて、それでいて、ピリっと辛く……最高でした!


★2月21日、22日、23日(月~水)。

本題のキム・ヨナ関連取材を敢行(本人取材は結局叶わず)。
いつものことなんだが、結果オーライ&バタバタDAYSでした。
なんせ、日程がひっくり返りっぱなしで。
出発前、日本で取っていたアポがことごとく変更に。


■現地記者との会食---月曜夜→火曜夜→水曜午前。
■若手フィギュアスケーター取材---出国前「月か火でお願いします」「了解」とやりとりがあったにもかかわらず、水曜日昼に。
■国内選手のトレーニング取材---日程を調べてもらっていたが、月曜の夕方、突如「今日の夜22:00からやる」と電話。行きましたよ、もちろん。さらに翌日朝10:00からだとも言われ、駆けつけた。


今回の取材はオレ一人での取材旅行だったから、よかった。
もし編集者とカメラマンが同行していたら、卒倒・憤死していたでしょう。

不安定なこともかなり起きるけど、
逆にめちゃめちゃいいことが起きるのも韓国という場所。
今回もこんなことがありました。

■国内選手のトレーニング現場で、「ヨナと同じ事務所の女の子のお母さん」と出会う。「ヨナの本を翻訳したい」「だから事務所とつないでいただけないでしょうか?」と話を振っています。まだ返答なしですが。
■KARA関連。 個人的には、鼻血ものの出来事がありました。

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ヨナ……どこに行ったら会えるん?


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韓国体育大スケートリンクにて。
バンクーバーの金メダリストの幕が、バーンと張られていた。
赤い太字はずばり、「金メダル」!


★2月24日(木)

14:00より、北九州国際会議場でシンポジウムに出席。
ああだこうだと話しました(詳しくはギラヴァンツ公式携帯サイトに書かせていただいた!)

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中央で、発表中です。15分も時間をいただいた



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夜はイベントにメインゲスト出演された長谷川健太さんと会食!!
岡崎のことなど、ここぞとばかり聞きまくったぜ!
さらに長谷川さんから衝撃的な言葉も聞いた。
同席した、北九州市職員の方が「現役時代、すごいと思った選手はいたんですか?」と聞いたところ……
「いや、誰も認めませんでしたね。認めたら、引退だと思っていましたから」
……そ、そのメンタリティー、いただきます。かなりマイルドにして

★2月25日(金)

ここから3日くらい、執筆で憤死寸前。ヨナ、Number連載、そしてプレイボーイの宇佐美原稿。
キツかったが、面白かった。一つの事象を描くのに、複数取材し、情報を取捨選択し、
そしてカッコいい言葉でまとめる。この作業が楽しくて仕方がない。


★2月27日(日)

執筆大気圏の中、久々に北九州のピッチに立った。
「オトン~」の本にも登場する、サポーターのソメオカくんにフットサル大会に
誘ってもらい。




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小倉北区日明のフットサル場にて



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”ボランチ”をやりたかったが、そういうポジションはなかったので、最終ラインの真ん中で
使ってもらった。フィードでは貢献できたと思うけど、肝心の守備は「?」。
ふだんはMFの守り方ばっかりやってるから、失点が多かった……
現在、守備は猛勉強中です


同郷のプレーヤーたちの、あまりに激しいプレーの応酬に、衝撃を受け続けた一日でした。
オレは最近、東京で「プレーが激しすぎる」と指摘されることが多い。
その度に「九州だからだよ、バカヤロー」と答えてきたが、”本場”は
もっと激しかった。ヤンキーばりの「むかつくから、ちょっと蹴っとく」「肘打ち入れとく」
の応酬。ちょっと当たると「いってぇ」とガンつけられる。



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華麗にドリブルする筆者⑦の傍らで……交錯プレーで、ぶっ倒れる相手8番。

万事がこんな感じでした


東京のフットサルだと、体を当てていくとそれをかわすことを考えるようなイメージだけど、
ここでは当てると、絡み返してくるというイメージ。ホント、脚を絡めてくる。
ちょうど1週間前にプレーした韓国より、よっぽど激しかった。
イライラした。
でも嬉しかった。激しく戦う「九州サッカー」ってのが実存するんだと確認できたから。


★2月28日(月)

依然、執筆大気圏も地元FM局の番組にゲスト出演。オンエアはいつなんやろ?

忘れちゃいました。追ってご報告します。



★3月1日(火)

東京に戻る。ギラヴァンツの横手社長もこの日に上京するとの情報をキャッチし、

同じ便にした。大崎で一緒にランチして、長い長い「遠足」終了。


厳密に言うと、水曜日に上記の3本の原稿を校了して、終了だったんだが。

以上。

長文失礼。

(最近、Blogには文字数制限がないことが、快感になってます……)

Ciao,